7月17日 ちまき到来

島根の佐藤忠吉さんから手造りの郷土食、ちまきをいただいた。「拝啓、常ならざる事が常であり、行為の束縛を無視し、原子の領域に土俗で踏み込んだ人間の驕慢を痛感し、信が失われた昨今、普通の毎日、昔の暮しがなつかしく思われます」。ちまきは餅米を蒸して搗いて笹の茎に巻き付け、笹の葉で丁寧にくるんであった。それ後と茹でて皮を剥き、きな粉と砂糖に付けて食べるが、こんな丁寧につくられたものをあっという間に食べてしまうのが毎年、申し訳ないような気がする。