3月22日

今日は姪のくる日、朝のうちマークホテルを堪能、お昼ごろタクシーで移動、ミッドタウンのルーズベルトホテルに行くもチェックインには早い。ここは人の動きがせかせかしたいかにもニューヨークらしい歴史的な建物のホテル。それでご飯を食べにぶらぶら、グランドセントラルのしたで牡蠣を食べたかったのに却下され、フードコートでイタリアンを食べるも不味し。それに混んでいてうるさい。ブライアンパークで別れ、私はニューヨーク市立図書館でシェリーのゴーストという展示を堪能。メアリ・ウィルフトンクラフトやゴドウィンの友達であった。早く死んじゃうんだよね。遺跡のかけらなる無料展示を見る。これもローマやナポリなどの絵が多く、即興詩人のことを思い出す。ほかに図書館の歴史をしめすコーナーあり。キャパの弟が開いた写真美術館へ行く。中国人が鉄の階段でラーメンをすする。沖縄や日本の基地を撮った写真、根岸の米軍基地の住宅からは横浜ランドマークタワーがシュールな感じに見える。どれも面白かった。
地下は「殺しはわが仕事」という殺人現場ばかりを撮るカメラマンの特別展。20-30年代のニューヨークはいかに危険な街であったか。ああ、こわい。そのカメラマンはラジオとタイプライターと大きなフラッシュのつく写真機でなかなかいい仕事をした。それから紀伊国屋とブックオフに行く。到着した姪を連れてスカンジナビアハウスで食事、スモークサーモンとミートボール、さけのステーキおいしい。ニューヨークについたはずのすいれん舎の高橋さんより電話あれどこず。ここの地下で行われる音楽会を聞く。

ニューヨークではみんな早足、なれどエレベーターは遅し、ドアは必ずあけておいてくれる、エクスキューズミーとサンキューは反射的に出る必要あり。けっこう親切な人が多い。地下鉄は浅いところを通り便利。出るときは切符いらず、1週間で29ドルのチケット便利、なかなかこない線ある。アップかダウンか見定めて乗る。アッパーはバス移動のほうが便利。
税が8パーセント、チップが15パーセント、レストランは恐ろしく高い。
こんなに税金を払っているのになんの年金も保険もないとは。何に使っているのか、軍事費に決まっているがな。物乞いが多い。みんな無視しているが。
タクシーは安い。初乗り2、5ドル。
美術展でも安くて10ドル、普通20ドル、メットは25ドル。
この物価の高い町でどうやって暮らしているか、わからず。
黒人は博物館のクロークや見張り、掃除夫、荷物運びなど。雑用と単純労働をしているみたいだ。プエルトリコとかヒスパニックの人たちも。
いろんな言葉が混ざって聞こえてくる。英語が上手とは誰も言わない。
だからデリやサンドイッチを買ってオフィスで食べる、そのためにあちこちに公園あり、ものすごい人、公園のそばには必ずスタバあり、買ったのを持って公園で食べたりのんだりしている。つまり公共用地を店代わりにしているわけだ。さすがユダヤ資本らしいうまい経営。でもほかの店のものを持ち込んでも何も言われず、ただでメールチェックできるしありがたくもある。何も言われないのは単に店員が忙しいせいかも。
トイレの流す音、エアシャワーいずれもすごい音。とにかくうるさい町。
静かさとゆっくりがいい病後の私には住むところではない。特にミッドタウンには。香港に行ったときと同じ息苦しさを感じる。窓から見ると前のオフィスには8時には人がデスクに向かっている。