3月15日

3月11日を過ぎるとどっとつかれて、何もする気がしなくなった。
被災地のお手伝いは続くが、取りあえず中仕切りにこの国を離れてぼんやり考えてみることにした。でも体調もいまいちで、長いフライトに耐えられるかどうか心もとなかったのだが、春休みでニューヨークに行くという息子が、18、000円の切符をとって、ホテルも予約してくれた。

午後3時の便でニューヨーク。朝ゆっくりなのは助かる。チケットは安いのに、薬だの、枕だの、成田でずいぶんお金を使ってしまう。
デルタ航空はおもったほど嫌じゃない。赤い毛布、自由な服装のスチュワーデス。しかしチェックインの際、アイル席が18、000円増なのだけはあきれた。アメリカらしい自由競争。隣の席の千里さんはOLやめて看護婦になる前の区切りの旅行とか。ホテルはシェラトンで切符は7万円台だと。機内食はおいしくないのでサンドイッチにして食べる。マリリン・モンローの映画、ヘミングウェイが出てくるウディ・アレンの映画。ラブコメディ。いつもよりはよく寝られた。
同日4時頃、入管を済ませ地下鉄でホテルに。かなりロウアーなキャナルストリート駅のすぐ上のヒルトンイン・トライベッカ。息子と2人で1泊15、000円くらいなのでこれでいいか。フロント親切、入り口にコーヒーと暖かいクッキーあり。レンジと冷蔵庫とインターネット無料。
ひとまわりキャナルストリートを歩き、ハドソンリバー沿いを歩く。
7時に飛行機で一緒だった千里さんと駅で待ち合わせ、チャイナタウンで飲茶、ヒロシの知っているジョーズキッチンとかいう店。そのあと地下鉄で川を渡りライトアップされたブルックリンブリッジをわたって帰ってくる。