震災日録 1月10日 ごったがえす内覧会?

思い出したこと。1月6日に東京国立博物館の故宮の内覧会があった。金曜日の6時からというので、まず西洋美術館のゴヤ展を観に行った。金曜は何年か前から夜遅くまで開いている。5時頃は「着衣のマハ」の前でも空いていた。「猫の喧嘩」という絵がおもしろかった。それから東博にいくと長蛇の列。マイクもなく肉声で、この辺は2時間待ちです。今日は見られないかも知れません、などと言っている。受付した人は休日に見られるようにするとかいっているが、受付までが並ぶ。すぐあきらめて帰った。
内覧会というのは美術評論家や関係者が見るものではないのか?
上野まで「ご足労」して帰る人の気持ちを考えないのか。朝日とか大新聞が後援して招待状をばらまいたのだろうか。この商業主義。もう内覧会にはいかないようにしよう。
そのまま根津に降りて『谷根千亭』の寄席へ。きつつきさんがオウムの平田容疑者のことを枕にしていた。せっかく大物のつもりで警察に行ったのに、帰んなさい、といわれたらプライドが傷ついたと思いますよ、でみんな爆笑。さっきの東博で私も「混む前に内覧会で見ようっと」といった優越感もあったんだろうな。でも17年逃げていのに15万とか持ってたんでしょ、なにしてたんだ、にまた爆笑。こっちの方が楽しいな。