震災日録 1月6日 金もらうのがうまいNPO

町づくりを顕彰する審査会で、大企業からも省庁からもたくさん補助金をもらっているNPOがあった。私は「これはNPO(非営利)じゃないだろ!」と思ったのだが、男性審査員のなかには「これくらいやらないとビジネスモデルにならない」と擁護する声もあり。
町づくりがビジネスモデルにならなくてもいいんじゃないの?「いい活動だがこれでは妻子が養えない」といういわれ方もある。その人が考える「妻子が養える月給」ってどれくらいだろう。エリートの公務員や大企業社員、大学教授などの価値観を持ちこまないでほしい。
いつも同じような申請書をあちこちに出している団体もある。結局、ほんとうにいいことをしているのに金のないところもあり、鳴り物入りだがやっていることといったら派手なイベントばかりで金には不自由しないところもあり。私は「できるだけ純真なよちよちあるきのところに出したい」というのだが、これまた実際に行ってみると「よちよち歩き」に見せかけるテクに長けたところだったりして。自分の目のなさに忸怩たる思い。今日は歯を治し、ゴヤ展と故宮のオープニングに行って谷根千亭に滑り込み。
権力者を笑うのはいいが、曽我ひとみさんをネタにしてはいけません。被害者なんだから。それぞれの個性で初笑いを楽しんだ。