震災日録 11月29日 竹富島へ

朝10時15分の便に乗るためには8時半に家を出る。そのために7時起き。でも竹富島につくのは4時頃、と移動に一日かかる。つくと内盛荘では祭のためのイーヤチ、餅米のお餅を作っていた。お母さんのスミさんは前から話を聞いている。芸能、織物でも一人者だ。庭の大鍋で餅米を茹で、重湯のような水気を捨てて、バナナの皮を乗せて熾きで蒸す。それをへらでかき回すと簡単に餅状になり、それを木の枠にはめて成形する。これは本家から叔母さん、嫁いだ姉妹、娘などへの贈り物。
夜は東、西の女性たちの踊り稽古を観に行く。冬服どころか薄い長袖でも暑い。