震災日録 11月15日 チーズ工場の閉鎖

石巻旧河北町尾の崎の坂下さんから電話。尾の崎の集落は水に陥没して交通も不便になり、住民はもとに戻れないと思っています。スレート瓦の素晴らしい家々が解体を始めるところだという。どうにかならないか!とおもえどもわれ無力なり。買っても使えないしなあ。
社会福祉協議会の安藤さんからのメール。「先日お話をうかがった丸森町についての記事で、丸森町でチーズ職人をされている方が、チーズ工房を閉じ、ご実家の横浜に戻られるという記事を読みました(毎日新聞夕刊10月20日)。 売り上げ減の原因が、風評被害であること、工房を閉じることが決まった後、駆け込み需要で売り上げが跳ね上がったことなど、震災の影響が直接の被災者だけにとどまらない、被害の広がりをあらためて感じさせられました」。新聞記事は見ていないが知っている人だと思う。夢を抱いて農村にきた人々の夢が次々うちこわされていく。
今日も志ん輔さんの三晩目。幾代餅、文七元結。このまえ仙台文学館で話したばかり。