震災日録 9月22日 再度・食品の安全性について

「土と健康」2011・8・9月号にチェルノブイリ救援に当たられている川田昌東さんの有用な話が載っていました。
チェルノブイリから学んだことは原発事故による病気はほとんどが内部被曝によるもの。しかも多いのはがんでなく、心臓病、脳血管病、糖尿病、先天異常、免疫力の低下などである。しかしICRPは因果関係を認めていない。
日本の暫定基準は水に付いてセシウムでウクライナ基準の100倍、主食で25倍、野菜で12倍と高すぎる上、品目も細かくない。
米については土壌が5000ベクレル以下ならいいとされている。その10%が米に移るという想定だろうがそんなには移らない。しかし表皮に多くたまるので玄米はだめ。精白して白米にする。玄米を食べたい人は産地を選ぶしかない。
野菜は生産物を測る結果主義。しかしすべてを測れるわけではない。セシウムがたまりにくい野菜はトマト、なす、胡瓜、カボチャ、ねぎ。汚染されやすいのはカラシナ、クレソン、キャベツ、大根、ジャガイモ、豆、きのこ。カリウムなどによる土壌改良を。
酢漬けにするとセシウムはかなり取れる。
肉も500ベクレル以下は出回っていると考えてよい。牛乳はプルシャンブルーに寄る除染が有効。
本郷の「大きなかぶ」の内海洋子さんが教えてくれました。たいへん役に立つので一読を勧めます。