2009年12月 のアーカイブ

12月7日

2009年12月7日 月曜日

10時に編集者の岡本さんと打ち合わせ。焦らないで一冊ずつ。夜九時
にドキュメントの仲間から電話あり、飲みながらいろいろ話す。

12月6日

2009年12月6日 日曜日

朝、FPSとのうちあわせ。壁のかびとり。寒くて家に帰るとゾクゾク。
句会を休んで漱石を書く。二週に一回15枚、調べものと言うのはきつい。
しょうが紅茶を飲んで早寝にかぎる。新聞は成功した人ばかり取り上げ
ている。なんだか読んでいるうちに競争に巻き込まれていく感じ。地下
鉄のつり革広告はゴシップと裏読みばかりで見るのも目が汚れ、下を向
いている。今日も化粧おんなひとりあり、鏡を持ってえんえんマスカラ
を塗っている。

12月5日

2009年12月5日 土曜日

いろいろイベントの多い週末ではあるが、NHKの川村さんの自宅
でパーティがあり、青年ユニオンや活動家一丁上がりの若い人たちが来
ると言うのでいってみる。皆が集まれるような設計の家だ。広い二階に
30人くらい。最低賃金ではとうてい暮らせないと言うはなし。正社員
がいいとも限らず、名ばかり管理職などひどい待遇で残業代もなく働か
されたりするらしい。また図書館とか福祉とか、公共の分野でハケンや
アルバイトがはびこっているのも問題である。
佐久病院の色平鉄郎さんたち、認知症に関わる永田さんの話も興味深
かった。帰り発作的に髪を切る。

12月4日

2009年12月4日 金曜日

町並みコンクールの審査。官僚の審査員は仕分けとか天下りのはなしに
ぴりぴりしている感じ。うちも仕分けされますかな。あなたさえ給料を
貰わなければ、などと言うはなし飛び交う。彼らは決して余分なはなし
をしない。官僚顔と言うのがある。表情のない顔、上から目線の自分は
頭がいいんだと言う話し方。ストレスばかりの職場であろう。その中で
生き延びて次官になったり、天下りするのはよほど面の皮の厚いやつ。
会議に疲れて整体にいく。いつになく体が温かくやわらかいとか。

12月3日

2009年12月3日 木曜日

いまの人の気になる言葉。ーー思ってたっていうか。じゃあ頼んじゃい
ます。したのであればア、であったときに。とかして。いやはや語。
母親が目の前で一歳のわが娘に淫行をさせるのを許したというニュース。
金を取ったという。どうなっているのか、世の中は。
いつものメンバーで蛇の目寿司。谷中の心の湯だ。

12月2日

2009年12月2日 水曜日

朝、壁湯温泉の岐部さんに豊後森駅まで送ってもらう。すばらしい機関車庫、ただしガラスも割れて廃屋のようなものが見える。これ残さないの?と聞くといま保存運動が起きて いる最中とか。残ってくれ!

 昼を抜こうと思ったのに、ついつい「だるまや」の豚骨ラーメンを食べてしまった。それから腹ごなしに中洲を通り、ここってラブホ街だったのね。足早に通りすぎ川沿いのカフェで白ワインで休み、

県立美術館へ。坂本繁二郎や青木繁を見ようと思って行ったのに、高島野十郎なる未知の作家と出会い、仰天。博多人形の絵、蠟燭の絵、芥川に似た剣呑な自画像。睡蓮はモネの比ではない。取り付かれた。

夜、はてなさんとヤマサキと谷根千インターンで無給でよく働いてくれたよっちゃんと、最尊寺の寄席に行く。地域の方々の清々しい働きぶり、ご住職のお話、このお寺出身の永六輔さんのコメントすべてよかった。ナイツという漫才コンビにすごく笑った。かえり浅草でふぐというご馳走。ダイエットは明日から。

12月1日

2009年12月1日 火曜日

 朝、雲海を見た。小国町「豊礼の湯」を出てとことこ山道を歩く。なんたってロンドン近郊を30キロ、この靴で歩いたから自信まんまん。みな、車で送ってあげようと言うけれど、歩くと義民七兵衛の墓とか、神社やわき水にあえる。

さて今日はどうしよう。と壁湯温泉福元屋旅館の岐部さんに連絡したら、きょうでよかった。いらしてくださいとのこと。昨日は満室、明日は休みだそうな。きょうは一組しかお客をとらずにのんびりしようと思っていたらしいところへ私が押し掛け、結局いろり端で夜中まで飲んでしまった不必要な敬語は使わない気持ちのいいご主人、色白のやさしい控えめな奥さん、4人の子供たちもすっかり大きくなって。人気の宿だが主人たちは落ち着いて変わっていない。なんと私が「隠り国の湯(こもりくのゆ)」と名付けた内湯に私の入浴シーン(ったって暗い上、湯から肩がちょっと出ているくらいですが)の写真がはッてあったのでびっくり。
ちなみにこの宿は温泉宿私のベストテン不動です。ぜひ行ってみてね。ただし東京からはなかなか行きにくいところ。ご主人に宿で大切にしていること、を聞いたら「自然の恵みをいただいていることの自覚」だと言っていました。

 最近、ボーリングしては大きな露天風呂、各部屋に露天、一回ごとに流し捨てる家族風呂といったほんま、もったいないことをしてはる宿が多い中、なんと清々しいお答えでしょうか。「湯水のように」温泉をつかっている宿には天罰よ下れ!とおもっていたら黒川温泉などではそろそろ湯量が足りなくなって来ているとの噂。福元屋さんは御飯は自分とこの田んぼの香り米、料理はもちろん手造り、なんと掛け布団カバーも毎日変えていると言うめでたい心がけなのだ。