2009年10月 のアーカイブ

10月21日

2009年10月21日 水曜日

夜、芸大の元倉さんと松山さんが来て、飲んだ。筆屋も久しぶりだがと
てもおいしかった。

10月20日

2009年10月20日 火曜日

午前中しごと。目が疲れるから芸工展を見に行くことに。今日は根津
方面。弥生さか下り、ひろ竹で噂の絶品おかゆをいただく。余り町を
歩かないうちに新しい店の増えていること。

「caikot」はヨーロッパに買い付けに行く古着屋さん。
昔の英国海軍の七分丈ズボンなんてかわいらしい。

弥生会館があんな超高層マンションになったとは驚いた。
谷中清水町の「ギャラリー藍染」は昭和6年築の和風住宅で喫茶と展示。
スペース装は前は表具やさん。オーストリアからのお客さまの相手をす
ることに。市田邸でイラストを展示していたしのざきゆうこさんはな
んと私の『自主独立農民という仕事』の表紙を描いた方だった。夜は
協和会の蔵でD坂シネマ。

10月19日

2009年10月19日 月曜日

一日、仕事。船橋淳監督『谷中暮色』を見る。五重塔火災のドキュメ
ンタリーと露伴『五重塔』、そして現代の若い男女の恋愛の三つが
ミックスしたかなり欲張りな映画。谷中の美しい風景と加藤勝ひろさ
んの名演技だけでも一見の価値はある。

10月18日

2009年10月18日 日曜日

朝から会議会議。午後、日比谷公園の有機農業のフォーラムへ。
佐藤忠吉さん、「有機農業といってもそんなたやすいものではない。10
0年、1000年のスタンスで失敗のくりかえし。でもそれを楽しま
ねばならない」。
有機をファッションみたいに言う人が多いなかに重い一言だった。
環境派の出店多し。大根、茄子など買って買える。

夜はのこぎり屋根のスライドトーク。写真家吉田敬子さんのなんともパ
ワーあふれる解説。このかた、吹き替えに声が向いている。帰りには
てなさンと新しいお店を開拓。

10月17日

2009年10月17日 土曜日

午後二時、高野さんというピアニストの演奏会。日本にこれほど気品
ある女性がいたとは驚く。スカルラッティ、スタインウェイからこん
なかわいい音が出るとは。

夜、根津宮永会館でホームムービーデー。世界同時開催。家庭に眠る
八ミリ、十六ミリをみんなで引っ張りだしてみようという会。何十年
か前の葬式、結婚式でもいまと風習が違って笑いが起こる。都電最後
の日、只見線を行く汽車など。圧巻は根津の宮本瑞夫先生出品の逢初
一号館の建て替え風景。保坂元義員のお父さんが棟梁で伝統木造で家
を建てて行くさまが分かりやすく映っている。さすが民俗学者の撮っ
たフィルムだ。

10月16日

2009年10月16日 金曜日

NHKの番組審議会で、八ツ場ダム関連のニュースや番組について意見
を言う。民放に比べればちゃんと作っているとは思うが、やたらカス
リーン台風のときの惨状、また一回しか来なかったヘルメット外人部
隊のデモなどを無批判に資料映像として流すのはどうかと思う。
また登場する人の立場や肩書きがはっきりせず、情緒的な感想だけつまん
で繋いでいる感じがする。民主党対住民といった構図が作られている
のも問題。群馬から4人の首相を出した自民党、それと組んだゼネコ
ン、天下りを求めて群がった官僚の責任をもっと追及してほしいと
いったが。NHKの体質も霞ヶ関に似ているからなあ。

10月14日

2009年10月14日 水曜日

パソコンの調子悪く、朝、出勤前の守本さんに迷惑をかける。19時
に銀座のアップルに行くも、予約がないのですぐは見てくれない。最
速あいているのは午後一時。
見たかった『ココ・アヴァン・ココ』を見て時間をつぶす。なかなか
いい映画。「女って男にこびて生きて行くのと、こびないで生きて行
くのと二種類しかいない」というある友人の言葉は分類に有効だが、
ココは媚びないほう。ただくわえ煙草で布を切ったりレースをつけた
りするのでハラハラ。

テレビプロダクションから電話あり、これまで張り付いて撮っていた
谷根千最後の日々、企画とおらずおじゃんとか。フリーのディレクターも
がっかりの様子。現場の苦労と私たちの迷惑を考えず、これいらない、
といったキー局のプロデューサーの顔がいかにも見えるようでハラが立つ。
いつものことだけど。テレビは千三つ屋だ。

10月13日

2009年10月13日 火曜日

お昼に私の撮ったビデオを映像ドキュメントのメンバーに見てもら
う。いろいろ技術的アドヴァイス受ける。活字の取材をしているから
何を撮りたいかがはっきりしていて『もしかするといいカメラマンに
なるかもなあ』など言われ舞い上がる。ともかく売れない作家から売
れない映像作家になってもね。

林町の住宅地の中までNTTが作ろうとしているマンションはひどい。
NTTは通信の仕事で利用者を利すればいいのに、公共事業として
特権的に取得した駒込電話局の跡地に利益追求のマンションを建てる
なんて許されないことではないか。

10月12日

2009年10月12日 月曜日

高野山で多宝塔の修復中のユタカが友人の結婚式で帰って来たので、
秘蔵のモエ・シャルドン?とかを二人で飲む。

これは東京で仕事していたときのお施主さんが、関西に行く時、
がんばれよ、とくれたものだそうだ。そうやって若い職人を励まして
くれ得る人がいたというだけでなんだかおいしい感じ。
ワイングラスは谷根千ご苦労さん会で台東法律事務所の
清水洋弁護士以下のみなさんが下さったもの、ますますおいしい。

10月11日

2009年10月11日 日曜日

朝、排水溝の検査があるのをすっかり忘れて寝ぼけ眼で恥をかく。
夜、谷中菊まつり、去年で終わり、のつもりだったが、町のみなさん
がヤネセンがいないとさみしい、といって誘って下さり、菊酒と谷根
千を売ることに。でも九十三号はもう売り切れ。最終号ッて売れるも
んだな。
古い仲間たちが次々やって来て嬉しい。私のように大病をし
て、ある人はうんとやせ、ある人は私とおなじくステロイドでふっく
らして、ま、人生いろいろ、握手。一号から読んでいるという方が、
ご苦労様とベーグルを差し入れてくれた。