まさかの五輪逆転きまる。がっくり! これでまた東京から私たちの愛する景観や、小さな大事なものが消えていくのだろう。須賀敦子さんは入院中に新宿の高層病棟から下を見下ろしていった。「まゆみちゃん、東京をこんなにみにくくしたお詫びを誰にしたらいいのかわからないわ」はっきり覚えている。そんな感じ。
‘くまのかたこと’ カテゴリーのアーカイブ
9月7日
2013年9月14日 土曜日9月6日
2013年9月14日 土曜日20年以上、保存していた吉田太輔さんの写真を上野・谷中アートリンクが展示に使いたいという。千葉の吉田さんの家におそるおそる電話をかけたら、「なくなった父も喜ぶと思います」とのお返事。「ネガも差し上げればよかったのですが、処分してしまいました」とのこと。早速主催者にご招待状を出してくれるように頼む。仕事が混んでやめようかとおもったが、埼玉芸術劇場へ。おお、亀さま、じゃない、猿之助丈のシャイロック!なんてうまいんだ! アントニオの憂鬱、シャイロックの悲しみ、胸に迫る。
9月4日
2013年9月14日 土曜日丸森のレストラン緑山さん、「原発に近くて避難したところのかたたちがここに来るとほっとするといって、来てくださるから。シェフはおかにあがった船を売って、バイクのライダーになっているわよ。今度乗せてもらったら」
9月3日
2013年9月14日 土曜日はとこの宮城県南部に住むさなみさんから電話。
「丸森にいたいとこは息子たちのいる角田へ。福島にいたいとこが丸森の森本家の空き家に引っ越してきてよかった。仮設に編み物でたわしを作ったり、工芸したりのお手伝いにいっているけど女の人は元気ねえ。もう仕事をどうつくっていくかをみんなで考える段階ね。布でいろいろ作るけど、やっぱりデザインと色合わせとか考えて競争力のある商品を作らないと売れないわ」
9月2日
2013年9月14日 土曜日夜、蔵でこれから見せたい映像を見るかい。谷根千3人と家族と川本真理さんでみんなビールを飲んで盛り上がり、なかなか会えないので、町の話題、相談など。
9月1日
2013年9月14日 土曜日石巻で仮設住宅でフランス料理を配るというイベントの手伝いをしてきた息子。
「並んで、配って、あっというまになくなって、ありがとうもいわれなくて、なんで私にはくれないの、と文句を言われ、やっぱりもう、こういう形での『あげる』というイベントはいいのかどうか、考えてしまった」
8月30日
2013年9月14日 土曜日竹富島のおじいやおばあの聞き書きを起こす。懐かしい声がよみがえり、すぐにいきたくなっちゃう。竹富島に住みたいが、あの白い砂の照り返しでは目が耐えられるか? 大はるえさんがなくなったとか。内盛正玄さんにつづき、図書館一つ分くらいが失われた。あのときお会いしていてよかったという思いと、もっともっと聞くべきだったという後悔が交差する。
8月27日
2013年9月14日 土曜日体の水はけが悪いのではないか、という娘の友達が普アール茶をくれる。
8月25日
2013年9月14日 土曜日松本・札幌・鹿児島市長の鼎談の司会を頼まれ、「無事にヘルシンキから戻ってこられるかわからない」とお断りしたのだったが、「それは市長たちも同じこと。鹿児島市長さんは前の晩、花火大会です」といわれ、気が楽になって引き受けた。
市長にしてはざっくばらんな、のりのよい方たちで、アドリブもあって会場は大笑い。行政主催の会とは思えないほど楽しかった。おまけにあこがれのサイトウキネンにきっぷをいただいて、小沢征爾さんのオペラを見ることができた。ラヴェルはこんな作品があったのか。「子どもと魔法」「スペインの時計屋」ともに面白かった。松本市長菅谷さんはチェルノブイリの子供たちの甲状腺がんの手術を多数、手がけられた方。札幌市長上田さんは私の前の夫と恩師が同じで、弁護士と市民運動から市長になった方。鹿児島市長さんは「自慢は桜島、手がかかるのも桜島」とのこと。煤煙処理に年数億もかかる。それを缶詰にして「ハイ、どうぞ」と売ったりもしているらしい。ミラノで霧、ナポリで青の洞窟の水の缶詰を売っていたのを思い出した。
翌日、朝3時間、町を散歩。松本は湧水の音がする。この町も住みたい町である。
8月24日
2013年9月14日 土曜日なんだか疲れる旅行であった。時差ぼけ治らず眠り姫。ある国が他の国をどう見ているのか、面白い。
ハンガリー人はルーマニアとクロアチアとロシアが嫌い。ポーランド人は好きみたい。フィンランド人はスエーデンとはこの何百年もパーフェクトな関係だが、ロシアとは問題だらけ、ジプシーとロシア人が来て悪いことをするといっていた。国境の老朽原発も心配だと。日本人は中国と韓国が嫌いで、中国と韓国も日本が嫌いです。どうするのかねえ。