10月29日

みすずの『怒濤のすもう不案内日記』、医学書院の『保険師ジャーナル』にはじめた連載を書く。新しい連載はあと1つ『小説スバル』に『こぼれ落ちる記憶』、うーん、我ながらいいタイトル。筑摩の金井さんから『明るい原田病日記』について「闘病記なのに前向きな姿勢に心打たれました」とメール、感想をくれる編集者はうれしい。夕方、蓄音機のお店をもつ梅田英喜さん美由紀さんと神田のアンチヘブリンガンで。このご夫妻は私の健康管理委員会をつとめてくださっている。電気製品を買うとエコポイントがついてくるとかいう話に英喜さんが「蓄音機を買ったひとにもつけてくれないかな。究極のエコなのに」という言葉に拍手した。手頃な蓄音機は12万円くらいで手に入るそうで、これはスゴイ。手回しなので電気は食わない。しかも自分の隣りでクライスラーが弾き、シャリアピンがうたっているように感じられる。うちの息子もはまってしまい、今度のボーナスで買うつもりらしいが、興味のある人は神田の梅屋へどうぞ。ついでにハイブリッド車を買った人より、自転車を買った人にインセンティブを付けるべきではなかろうか。