10月22日

昨日、映像の会にも来てくれたサントリー文化財団の小島多恵子さんと根津から上野桜木まで芸工展を見てあるく。サントリー地域文化賞をいただいて以来、20年近いお付き合いである。カヤバで初めてランチを食べた。おいしかった。
国技館で相撲のガバナンス会議。相撲教習所のバージョンアップについて。
きょう、2年も前に話した講演を記録にするので校正をするようにとの話、某所よりくる。びっくり。この日、夜7時より、白山のジャズ喫茶映画館にて荒井良平監督『悪太郎売出す』の上映会へ行く。1955年の大映作品。勝新太郎のデビュー作だ。チンピラやくざの勝と浪人ものが他の組と戦う。「それでもどこかに立派な親分がきっといる」と戦いながら勝がいうと、浪人が「そんなら日本中探してみろ」とこれも戦いながらつぶやく。会社の方針でやくざ映画を撮りながらこれは監督が入れた精一杯の抵抗かも。立派なやくざなんていると思うのは幻想だ。監督の息子さんの荒井良雄さんがいらしていて、その回想も興味深かったが、息子さんはシェークスピアの研究者だそうだ。