8月27日

北里医大病院へ。かえり渋谷往きのバスに小学生の女の子が多数乗車。乗っても手すりにつかまらずぺちゃくちゃやっていて、運転手さんも困っている。ある年配の方が「みなさん素敵ね、もう少ししずかにできたらもっと素敵ね」と言っておりて行った。
別の方が「あなた方、どこの学校なの?」ときくと「言っちゃいけないことになっているんです」とものすごくこまっちゃくれた風に答えた。素敵な制服来て、徽章もつけて、SとTの組み合わせた字が入っている。たしかに昔、騒ぐと「お前ら、どこの学校だ!」とどなられたもので、私ももう一度。「どこの学校?」ときくと、輪をかけておしゃまな感じで「名前は秘密ですが、北里のバス停から坂を上がった学校です」というのでますます鼻じろんだ。見ると全員肩のあたりに赤いランプが点滅しており、これは子どもの居場所を親に知らせる探知器なのらしい。そこまで我が子大事なら遠くの学校に一人で出すなよ。後ろの席の女性が「誘拐とか、変な犯罪が増えているからでしょうが、こんなに大人を信用しないように育ったらどうなるんでしょう。気持ちを開くことのできない、世間の狭い人間に育つんでしょうね」と独りごとみたいにいった。本当にそう思う。学校と親は何を考えているんだろう。気になって帰って地図で調べたら聖心女子大の付属だった。