3月24日

阿蘇は雨。朝、また二箇所湯に入る。混浴のスズメの湯も人がいなくてするりと入れた。地獄温泉清風荘は朝ご飯がスゴイ。炭火が起こしてあってそこでおつゆもあたため、海苔もあぶれるし、パンまで焼けちゃ
う。おかみさん、さらりと挨拶に。三人の息子がそれぞれ特技を持って宿をついでいる。こんどは息子さんのフランス料理を食べてみよう。なんてすばらしい子育て。やっぱり十本の指に入る宿だ。信行桜を観に行
く。故事逸話の有るスゴイ一本桜なのにすぐ近くにテントをはって拡声器でイベントをやっているのはどうしたものか。
昼、唐津につき、辰野金吾の弟子の設計した唐津銀行の修復を見学。文化財指定するためか、忠実な原型復元で中を銀行の窓口で仕切ってあって活用が難しそうだ。夜、九州電力の創立者、大島小太郎邸がこわされるというのに反対する市民の集会で急遽、お話をすることに。洋々閣のすばらしい夕食にどうにか間に合った。女将から高取邸保存の経緯など聞く。よどみなく話す日本語がきれいで、語彙が豊富でこのまま起こせばすぐ本になるのにな、などど編集者根性がでてしまった。

東京駅の設計者辰野金吾の故郷唐津では辰野ゆかりの唐津銀行が修復を終えて公開を待っていました。

東京駅の設計者辰野金吾の故郷唐津では辰野ゆかりの唐津銀行が修復を終えて公開を待っていました。

唐津の名旅館洋々閣に泊まり、重文高取邸の保存に奔走された女将大川内さんと盛り上がって せっかくのお料理もよそに資料拝見となりました。

唐津の名旅館洋々閣に泊まり、重文高取邸の保存に奔走された女将大川内さんと盛り上がって せっかくのお料理もよそに資料拝見となりました。

洋々閣4代目ご主人によれば,戦後は佐世保の進駐軍将校も来たとのこ  と。最初のお客はフランクリン・ルーズベルト3世で彼が口コミで 広めてくれたとのこと。建築は大正初年、庭も広く料理旅館としても知  られています。

洋々閣4代目ご主人によれば,戦後は佐世保の進駐軍将校も来たとのこ と。最初のお客はフランクリン・ルーズベルト3世で彼が口コミで 広めてくれたとのこと。建築は大正初年、庭も広く料理旅館としても知 られています。