8月7日 方丈記

若い人に読書の楽しみを知ってもらうための「日本文芸家協会」のプロモーションで、まず行くことのない六本木ヒルズのスタジオに行く。ここはグーグルが上の方の階をごっそり借りているそうで、どんだけ儲かっているのかなあ、などといじましい事を考える。

話したのは「方丈記」について。縮小社会を主張するのもいいけど、方丈という狭さを選択する自由な生き方について話す。また「ゆく川の流れは絶えずして・・・」という冒頭より、その当時の京都がいかに、飢饉、地震、大火、洪水、疫病などに襲われまくっていたのか、現代との類似にも驚く。

夜、千駄木のKlass で谷根千の歴史について話す。若い人たちがたくさんきてくれて、帰りに大好きなにしきやでみんなで飲んでまた話す。