12月17日

朝は足立さんとの地図の本の仕事。谷根千時代にあつめたたくさんの切絵図や町の人の書いた記憶の地図。「ラパン」という雑誌に連載したものがそのままになっている。それに書き足して本にしようというので、記憶の蔵の資料の整理など始める。幸田露伴は「一度やりかけてやめた仕事をもう一度起すのは難しい」と、そのとおり。難しいが懐かしい。
午後は聖路加病院で津田篤太郎先生との「回復力」取材。読売の「医療ルネサンス」担当の鈴木敦秋さんはなんと東京人時代にお世話になった編集者の夫君であった。中央公論の「戦後の記憶に残るワンシーン」というのはさんざん考えた末、「NHKイタリアオペラ公演」にした。白黒テレビにかじりついてみた小学校1年生の「リゴレット」私にとってはあれが西洋世界との接触だった。

朝は足立さんとの地図の本の仕事。谷根千時代にあつめたたくさんの切絵図や町の人の書いた記憶の地図。「ラパン」という雑誌に連載したものがそのままになっている。それに書き足して本にしようというので、記憶の蔵の資料の整理など始める。幸田露伴は「一度やりかけてやめた仕事をもう一度起すのは難しい」と、そのとおり。難しいが懐かしい。
午後は聖路加病院で津田篤太郎先生との「回復力」取材。読売の「医療ルネサンス」担当の鈴木敦秋さんはなんと東京人時代にお世話になった編集者の夫君であった。中央公論の「戦後の記憶に残るワンシーン」というのはさんざん考えた末、「NHKイタリアオペラ公演」にした。白黒テレビにかじりついてみた小学校1年生の「リゴレット」私にとってはあれが西洋世界との接触だった。