7月25―28日

恒例の谷根千夏の合宿@信濃境

ことしも手作りビールにベーコンに焼きたてパンに手作りバターにアイスクリーム。

私はひたすら飲んで食べるだけで、昼間はまた白骨温泉にいったり。

ゴロゴロしながら谷根千の歴史に関わる話や、知らない仕事の話を聞く。

池之端の人「おじいさんが池之端で骨董屋。仙台の人。ひげが長かった。父の方が先に死んだ。木村荘八の落款がたくさんあった。家と倉庫に二つ長屋を借りて、展観というのに出していた。店がないから暇だった」

宗教団体におつとめの人「エクソシストを紹介してください。あなたは私のことを盗聴しているでしょう、などといった相談がある。この世には妄想で生きているひとがおおい」

倉庫業の人「倉庫は機械もないし、土地と人と倉庫がすべて。海産物については冷凍庫業が別にある。昔は人足をどれだけ集められるかが勝負で、それは手配師、やくざの組織に頼るしかなかった。神戸港の躍進は山口組と深いつながりがあるのは事実」

信州の人「松茸ほりで1ヶ月、数百万稼いで悠々自適のおばあちゃんもいる。今年の冬はものすごい雪で陸の孤島になって、助けに行こうかと何度も電話をもらった」

古着屋さん「動坂上にある実家で古着商。お客は駒込病院の見舞いの客、きれいなものを見て気を晴らしたい。お爺ちゃんは神田の生まれの宮大工だった」

写真業の人「春の入学卒業式、秋の結婚式がシーズン。私立大学に出入りしていると校舎の新築などに100万単位の寄付を要求される。修学旅行は15万円ですごく高い。あれは旅行会社が高くしているが写真とる人も自費で払って同行する」

区議の人「いまは区議も前のような手厚い年金がつかない。海外視察もない。なんだか子どもが増えていて、真砂と本郷が合併したときは200人だったがすでに400人に増えた。文京区は600億もの黒字自治体。港、中央、千代田とか一人勝ちは東京だけ。復興予算は年単位で使い切れないと国の方で違う水路に流してくる。その予算で学校を耐震新築にしたりする」