2月25日

余談一つ。64年オリンピックのさい、男爵原田熊雄の息子敬策の夫人、原田知津子という人が都知事東龍太郎にたのまれ、英語の出来る良家の子女を集めて40人のコンパニオンを教育し、束ねた。ほかに山県有朋の孫とか,磯村尚徳の夫人も協力、長嶋茂雄はコンパニオンの一人、西村亜希子と結婚する(西村亜希子の祖父は平塚らいてうと恋仲だった西村陽吉)。この原田さんは外国の有名選手にサインをねだったコンパニオンを往復ビンタしたのだと。GHQが来るとき、良家の子女を守るため、有楽町の街娼を集めて「性の防波堤」を作った話は有名ですが、これはセレブ版の「おもてなし」。原田夫人は90すぎて元気で最近,本を出したとか。『希望のオリンピック』幻冬舎。