1月29日

上の階の横関さんがセネガルから帰ってきたのでワインを飲みに行く。旦那さんのポール・ギフォードさんとオリンピックスタジアムについて話す。ロンドン大学で教えていたアフリカ研究者の彼は、八ッ場ダムの遺蹟保存や今回の国立競技場見直しの賛同もしてくださっているが、ロンドンオリンピックはスラム街の修復にとても役に立ち、その地域は文化的にも再生した、という。2万5000を常設、5万5000を仮設にして、あとで減築したスタジアムとくらべ、8万席の新国立のことを話すと、手を広げてびっくり。『青鞜の冒険』をお見せするとイギリスのブルーストッキングについても語ってくれた。パートナーの横関さんが忙しい時には一人で谷根千の町を探索し、妖怪博士井上円了にとても関心があるとか。ハンガリーの地質学クラッシャイさんからは『震災日録』を読んだ感想が伊藤さんより。パリ大学ミュリエルさんからもお年賀状。、毎日新聞に「縮小社会に舵を切る」が載ったので、ベトナムに行く空港から北大の大崎先きょう生もメールをくれた。
「常識的に、感として、地球の実質経済(物の動き)が二倍になると、多分地球は持たない気がします。閾値が分かったときは、すでに時遅しで、ごめんなさいで済む話でもないし。そう考えると、現代資本主義システムは原発システムに似てませんか」本当にそう思う。