5月28日

広島空港で宮城の熊谷さん、豊沢さんと落合い、レンタカーで石見銀山へ。のはずが、さっそくやんちゃな熊谷さん、西條を通ると、降りて加茂鶴を飲んでいきましょう、ということになり、私は冷や冷や、きょうは4時から私たちが「震災後のまちづくりを考える」というセッションを群言堂鄙舎ですることになっているのだ。

「せっかくお見えになるのに便乗して悪いわね」と群言堂のオーナー登美さんはおっしゃるが、島根にいると東北の震災は遠いことに思えるという方たちに現地を知っていただくチャンスである。聞き酒をしては「後はまゆみさんに頼みます」「豊沢さんお願いします」といいながら飲んでばかりいる熊谷さん、けっきょく石見銀山に着いたのは三時すぎだった。群言堂では「暮しの手仕事を見直す」暮しの学校を立ち上げ、今回が第一回だそうである。しかし豊沢さんがちゃんと映像もまとめてくれていたし、いつも冗談しかいわない熊谷さんが人前に出ればちゃんと話すことに感動した。いつもそうやってよ。