3月31日

超高層がたち、手厚い国民への補助もある近代都市に疲れて、オマーンの飛び地に行ってみようということになった。国境でビザがとれる。まったく違う国だった。右手は白い石灰岩の岩山、左手は真っ青な海。
ベドウィンの石造りの家もちらほら見えて、オアシスもある。これが想像していたアラブだ。町でエビやイカの炭火焼を食べる。この先の海は石油を運ぶルートであり、よく海賊がでるホルムズ海峡である。そのさきに同じイスラム圏とはいえ、石油もでないし、戦争だったり、治安が悪いイランやイラクがある。それを思うと茫然とした。夜、砂漠の中のリゾートでタイ料理を食べる。不思議な経験であった。夜中の便でドバイ出発、4月1日の夕方に帰国。