3月18日

美由紀さんが広くて天井の高い家から、もっとこじんまりしたあたたかそうな家に移ったので人ごとながらうれしい。由布院は九州とはいえ高原で寒いのだ。朝、前からお話はうかがっている郡山の三田さんたちとおしゃべり。その前に25五年ぶりくらいに下の湯に入った。入っていると地元のおっちゃんが入ってきた。すごく豪快で圧倒された。混浴。天井桟敷の豪華モーニングは大変おいしい。
おしゃべりするうちにお昼になり、健太郎さんは私の『千駄木の漱石』の漱石が猪や雉子や鴨や羊肉を食うシーンから『漱石鍋』を考えつき、試食してみませんかという。鴨、猪肉、鶏であとは蓮根、里芋、人参,大根などの根菜類。これで最後にせりをどっさり。せりは由布院のあちらこちらにはえている。亀の井別荘のラウンジにはなんと漱石の直筆がある。