午後、念願の阿武隈川の船くだりをして、浅瀬で上がって来た鮭が背びれをぴちぴちさせて産卵しているのを見た。海から52キロ、最後の力を振り絞ってお母さん鮭、子供の産まれるのも見ないで死ぬ。子供は勝手に育つ。そういうものだ。