12月28日

朝、9時の出発で妹たちと浪花の家を久しぶりに見に行く。途中道を間違え、市原へはいったので養老温泉でくろ湯につかり、とてもおいしい自然薯定食を食べた。喜代元という旅館で、ごく良心的な値段だった。といっても東北の立ち寄り湯が300円から500円なのに、千葉では800円から1200円もする。ここは900円。いすみ市役所の税務課に行って固定資産税について聞く。「土地は安くても建物がコンクリートなので評価額が高い。建物については全国一律の評価。使わないからとあわてて売らなくてもいすみ市の空き家対策で、貸家バンク制度もある」などとても親切に的確に教えてくれた。なんだかいすみ市に定住したい気持ちになってくる。さらに「いすみ市で楽しく過ごす情報を差し上げます」といって飲食店のガイドや文化財マップなどいろいろパンフレットをくれた。こういうたらい回しにしないで、税務課だけでようが足りるということは文京区役所ではありえない。立派なものだと感心。御宿まで買い物に行く元気なく、大原の魚屋さんで、ヒラメの刺身、タコを買う。ちょうど茹でたてのがあった。店を守る同年輩の女主人、「この一年で大原の魚屋は3軒やめた。跡継ぎがいないもの。一日中吹きさらしのところで水を使って冷えるし、肩が動かない。うちの祖母も母も40そこそこでなくなった。来年来たら、ないかもねえ」小さなイワシのこを向いて酢漬けしたのがおいしいがこれも手で向く大変な仕事。