3月27日

朝から、一人でメトロポリタン美術館へ行く。さすがに広大。25ドルの入場料は高い。日本語のオーディオガイドは解説がすくなく、100のうち1つの美術品に付けられた解説を聞くために、それが展示してある場所を探すのに骨が折れた。というのは日本語のマップには部屋の番号がついていない。トイレもエレベータも食堂も少なく、骨が折れる。結局、5時半の閉館までに見られたのは、エジプト、アジア、アフリカ、でもこれだけたくさん見ると頭には残らない。これもガートルートスタインとアーティストの特別展がよかった。ピカソの膨大なコレクション。たくさん並んでいるとやはり絵の力の強いのはゴッホ、家においてみたいのはスーラ、ターナー、クレー。ゴーギャンやレンブラント、カラバッジョ、ダビッドなども感銘を受けた。それにしても見たものをすべて覚えていられないので、スケッチに描いた。6時に戻り、8時からミュージカル、シカゴ。話の筋はたわいないが、テンポもよく、踊りもよかった。セクシーを売り物にするのは好きじゃないし、殺人を犯したのに、そのスキャンダルを売り物にしたり、子供ができたとか、人のいい主人を簡単に捨てたりとか、ばかばかしい話。近くのファイブナプキンハンバーガーでビールとステーキとハンバーグで43ドルなり。ここは割にすいているし、客あしらいもいい。ろうそくの向こうにニューヨークの町が見える。息子や姪と一緒にこんなところにいるなんて夢のよう。