私たちが日々使うモノは、誰かの「手」でつくられています。
守本氏に続いてのゲストは、町工場の職人を取材した阿部清司さんの「手は語る−日暮里町工場を歩く」をお届けします。
丁寧な聞き取りによって語られる、職人がつくるモノと技術、職人の来し方と行く末。
これは地域の記録文学です。
阿部清司 あべ・きよし
建具見習い、時々ルポライター
1974年生まれ。2000年9月に神奈川から谷中へ住まいを移す。いくつかの業界紙・誌の記者職として生計を立て、04年5月からフリーとなったが同年末にあえなく撃沈。05年1月、神奈川に帰り、家業の建具屋の職人に見習い小僧として弟子入り。「谷根千」
67号、
74号、
78号に「日暮里駄菓子問屋街」の取材記事を寄稿。菓子業界はじめ、さまざまな工場に出かけて職人の話を聞く。