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地域雑誌「谷中・根津・千駄木」 78号
ステンドグラス 小川三知をめぐる旅
2004年11月26日(金曜日)発行  525円   在庫有りマス -> 購入方法
78号 ステンドグラス 小川三知をめぐる旅
日暮里駅前にあった都千家(旧南文蔵邸)で小川三知のステンドグラスに出会ったのは十七年前。
風車とチューリップのある風景。
家の前を通るたびに、見上げていた二階の窓だ。
「さんち」という不思議な響きが気になっていた。

その後、特養ホーム「千駄木の郷」のラウンジに、本郷の十河邸からステンドグラスが移設された。
ラウンジでお茶を飲む。
柔らかな光があたりをつつむ。

そうだ、ステンドグラスを探してみよう。特集しよう。

 ステインドグラスとは色硝子を種々なる形に切りたるを鉛紐の媒介によりて接合せしめて模様を作りたるを窓の装飾をなす技術を言ふ。ステインドグラスの本来の意義は染付けられたる硝子である。即ち我等が日常謂ふ所の色硝子のことである。

 ステインドグラスの起源は年代不祥である。それに就いて諸説あれども、記録の拠るべきなく、又遺物の伝存せるものなき時代に於いては畢竟臆測たるに過ぎず、而して其の之あるは第十一世紀となす。独逸アウグスブルグ寺院の窓の二聖徒の像を現はしたるステインドグラスは即ち当代の遺物として現存せる最古のものと称せらる。
        小川三知「モザイック及ステンドグラス」
       『アルス建築大講座』(一九二六〜二八年発行)

WEB通信で谷根千では見られないカラー写真をどうぞ。
第一弾 科学博物館
第二弾 東京国立博物館、旧岩崎邸庭園
第三弾 町の中で
第四弾 池之端仲町の黒澤ビル
目次−−地域雑誌「谷中・根津・千駄木」其の七十八  二〇〇四・冬
◎特集/小川三知をめぐる旅
ステンドグラス−−2
ステンドグラスに魅せられて−ー田辺千代さんに聞く−−10
◎ヤネセン建築大講座(たてもの応援団講演会より)
安田邸の魅力−−藤森照信−−24
◎寄稿/日暮里駅前再開発
日暮里から駄菓子問屋街が消えた日−−阿部清司−−21
◎鴎外特集補遺
森鴎外と赤松登志子−−赤松正枝さんに聞く−−34
◎おいしい店見つけた 韓国料理モゴモゴ−−中濱潤子−−29
◎「温故知新はるもにあ〜日々発見」コンサートによせて
あれから二十年、旧奏楽堂とパイプオルガンのその後−−30
◎谷根千乱歩ワールド「D坂の魔力」続
座談会・明治大正を語る 団子坂は変わったねぇ−−42
乱歩を訪ねて M県T市I湾への旅−−48
◎電脳コラム・ オープンソースというアイデア−−守本善徳−−54
●剪画「ペチコートレーン」−−石田良介−−61
●マンガ「谷根千秘録」−−つるみよしこ−−63
●確連房通信−−55 ●おたより−−58
●谷根千ちず−−32 ●編集後記−−64 
題字/本郷松しん 助っ人/守本善徳+林美子+小林美幸+川原温+仰木亮彦 校正/小野寺由紀子 写植/(株)スマイル企画 印刷・製本/(株)三盛社
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したまちっく天国2006年10月20日(金) 10時46分
確かに。昭和の時代まで日暮里駅の坂上にステンドグラスが目を惹くとても古い木造のお屋敷がありました。 平成元年に建てかわった現在も赤レンガのマンションの中に 茶室(広間・小間)・庭が残されています。 1階のルノアールの脇の階段のところに...
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