2009年10月2日
ちょっと古い話ですが、 8月12日のこと
昨晩家に帰ってみると、小さな生き物が家にいた。
それはウサギだった。
そういえば、長女の友人が夏休み旅行へ行くから預かってもいい?と聞かれて、どうぞとメールしたのだ。
それがこのウサちゃん。
もっと巨大化して、どこが胴だかわからなくなったようなウサギかと思ったら(自分のこと棚に上げて)、とても品のよい、大きさもちょうどいい、物静かな生き物でした。
動物も、虫も、ほとんど興味ないような顔しているあゆみが、いそいそと冷蔵庫へ行って、レタスなどちぎって食べさせている。
普段は掃除もしないような顔をしている(本人はしていると言っていたが)ゆず子が、いそいそと箒で床を掃き、念入りに紙シートワイパーをかけている。
ウサはケージの中でウサギご飯(ラビットフードというものか)を食べているときも、静かで物音一つしない。
目の色は黒くて、いつも見開き、何か物思いにふけっているような、思慮深そうな顔。
一日に5分くらい散歩させるんだって、ということで、ケージから出てくる。
最初は恐る恐る移動していたが、急に早く飛び跳ねだし、狭いところに潜る潜る。
とうとう掃除しそこなっている棚の下にもぐりこみ、そこでフワフワになって出てくるのではとみんなハラハラ。
「ラスク」という名だそうで、「ラスク」「ラスク」といっせいに呼ぶと、ちょっと耳の向きを変えた気がしたが、反応している。
長男の声によく反応し、背中をなでてやると、うっとりと静かにしている。
瑞樹の飼っている亀と競争させよう、と誘ってみたが、聞き入れられず、単独散歩。
子どもたちがウサギと戯れていたので、一人新聞を読んでいると、偶然にも1945年に少国民新聞に載ったという軍用兎飼育「少国民の務め」の記事があった。
兵隊さんの防寒用にウサギの毛皮を、といことで、子どもたちはウサギの世話をしたという。
当時ウサギの世話をしていた北海道の少女の作文「ウサギさんの出征」に、兄の出征後に、軍用に売ったウサギのことが書かれ、売れたときに「ああうれしい」と本人の記憶とは違う言葉が付け足されているという内容だ。
寂しさや悲しさは作文に書いてはいけない時代だったから、先生が付け加えたのではないか、ということだ。
何匹も名前をつけ、野原に連れ出し、クローバーで首飾りを作ってかけてやった少女の姿は、その時代でなかったら幸せな、絵のような風景だっただろう。
今朝も、仕事に行く前に、長女も長男も、ウサちゃんの頭をなで、えさをやり、心和んで出かけていった。
カテゴリー: 一年生日記
2009年8月2日
夏休みだが、毎日吹奏楽部のコンクールに向けて、部活の毎日。
普段は給食だが、夏休みに入って、朝、ベッドの足元にニュッと立っているあゆみが「お母さん、お弁当」という。
ゆっくり寝ていられると思っていたのに。
朝方帰ってきたんだよ。でも、これくらいしかしてあげられることはないな。
おにぎり2つにから揚げに、玉子焼きに、インゲンのオカカ和え。次の日、おにぎり二つは多かった、というので大きめの1つに、おかず。
麦茶は自分で用意している。
次の日、のり弁食べてみたい、というので作り方を教え、自分で作った。
そして、何となく少しずつ自分の弁当に関わるようになって、オムライスはやっぱダメだね、ケチャップをご飯と卵の間にしたけど。とか、言い出す。
土曜日、ちょっとお弁当作れないけど、どうしよう。
じゃあ、買い弁していい? お金かかっちゃうけど。
買い弁とはコンビニで好きなものを買うことだ。
うーん、わかった。買っていいよ。というと、二カッと笑う。
買い便したかったんだな。(つめたいサラダスパゲッティがお気に入り)
しかしながら、また次の週、ご飯に切り昆布の佃煮。
昆布、なかなかおいしいねえ。
新しい味覚の世界に入っているようだ。
カテゴリー: 一年生日記
2009年7月21日
雨でちょっと涼しく、助かります。
昨晩
吹奏楽部にパーカッションのプロが来て、いろいろ教えてくださったと、熱心に話しかけるあゆみ。
今度静岡の吹奏楽コンクールの審査員をするんだって。
普段はオケでパーカスやっているらしいよ。
とか、いろいろ話した後、
お母さん、明日おべんと作って、それと三者面談だよ。
といわれて、ギョ!!
待つのがいやなので、とりあえず希望を出したら、一番手になった。
本日面談は11時から。
初めて話す担任の男の先生。
3年生の担任は非常に重要だ。
子ども自身、先生を慕っていなければ、何もかもがちぐはぐになる。
1、2年と女の先生だったし、2年の終わりごろにクラス替えをとても嫌がっていたけれど、3年になっての滑り出しは好調だ。
自分への評価。
もっと頑張れたことは?
お母さんから見て、どうですか?
高校進学の希望。
希望するところへ、現状ではどうか?(ここら辺から核心に迫る?)
受験ではかなり点を取らないと今とりあえず希望を出しているところには受からないということがわかった。
内申点をあげれば、当日少し楽になる。
わかってはいるが、これがなかなか大変なのは、見ている私でもわかる。
一発勝負で当日の点を取るか、日ごろの成績をアップさせるか。
結局、どっちにしても頑張るしかないということだ。
15分という短い間の出来事でした。
カテゴリー: 一年生日記