2010年5月 のアーカイブ

回転寿司

2010年5月3日 月曜日

5月5日まで、千駄木旧安田楠雄邸で五月飾りと加藤一冑展やっています。加藤さんの実演あり、全館甲冑や兜を飾っています。お出かけください。(10時半から4時まで。3時閉門です。靴下お忘れなく)

さてさて、忙しさにかまけて更新もおろそかになっていました。
ちょっと前のこと、娘から回転寿司へ行きたいと連絡があり、もう名前を書いて予約してきたから、30分後に店に来てね、という。
時間を見計らって行くと店内はすごい人。子供づれの家族が多い。
回転寿司は勝浦で一度入ったことがあるが、あの時は輪の中心で職人が握っているのが見えた。
ここは二つの流れが細長く回っていて、握る職人はまったく見えない。
どうものれんの陰で作業しているようだ。

案内されたのは、寿司の流れに対して直角に配置されたテーブル席。娘たちがさっさと奥に座ったので、私は寿司レーンから遠い。
やられた!
バンバン回っている寿司に気をとられていると、あゆみが手馴れた調子で箸を配ったり、お茶を入れる。
ガリは四角い入れ物に入っている。好きなだけ食べな、ということか、それだけは私の前においてくれた。(子供はガリを食べない)
各テーブルに小型画面が取り付けられており、タッチパネルで味噌汁やビールなどを注文できる。
回っている寿司以外のものを食べたいときもこれでピピッと注文する。

特注の前に基本的な腹ごしらえ。あゆみは躊躇せずにバンバンお皿を選んでいる。
トロサーモンがけっこういける。生タコもシソの葉でさわやかな味じゃあないか。
わさびは後付、席から届く位置に醤油でもわさびでも、お茶の粉でも何でも置いてある。
あっという間に皿が積みあがってしまった。
が、一枚100円だそうで、10枚ずつ重ねておくと、会計が見えてくる。(半額はゆず子が払うことになっているのだ)
注文品はわかるように流れてくる。機械からまもなく注文品が流れてきます、というようなメッセージ。
流れに逆らわないようにして、皿を掬い取る。

気になるのは寿司の間に、ピンク色でハートの形をしたモナカ(?)とか、プリンとか、団子とか、四角いパックのジュースなども流れていること。
北京ダック寿司、焼いた豚肉がのった寿司など、誰が食べるのか????と思うようなのも3皿ずつ流れているのだが、2週目には1つ、2つと減っている。
カリフォルニア巻や、マヨネーズであえた??が軍艦になっている。ナンダロウ?ハンバーグなんていうのもあったかも。
その流れの向こうに、2歳くらいの可愛い坊やの顔が見え隠れしている。
値段も味も、ラインナップも子供づれで来るにはもってこいの場所なんでしょう。流れを見ているだけで子供は飽きないだろうし。ベビーカー横付けの人もいるし、なにしろ小さい子連れ家族が多い。
中国の留学生らしき11人のグループが寿司の行列をバックに記念写真を撮っていた。

私はひたすらあゆみの選んだ皿の2カンのうちのひとつを口に運び、皿を積み上げる。
急にお腹がいっぱいになってきた。
寿司のあとにありえないデザート(リッチな卵プリンと、トロピカルなゼリーなど)をそれぞれ食べ、終了。

回転寿司はうわさに聞いていたが、こんなことになっているとはびっくり。
あゆみは「あんまり人と口きかなくていいし、うちは好きだな」と。
ちゃんとしたすし屋さんにはなかなか連れて行ってあげられないのだけれど、ちょっと寂しい言葉。
コンビニで買い物し、回転寿司でご飯、気ままに暮らせるけど、誰とも口をきかなくて良い日が多くなるだろう。