1月13日 エアコン

寒い日が続いている。我が家もみんなが集る食堂は、エアコン、ホットカーペット、オイルヒーターなどの準備はあるものの、総て電気を使うので、電子レンジやホットプレートなどと同時に使うと、ボンとブレーカーが落ちてしまう。それで、エコも兼ねて1枚厚着をし、ひざ掛けを腰に巻いたり、タオルケットを体に巻きつけたり。それでも寒いと、ホットカーペットを低音にして、ベタッと床にへばりついて暖をとっている。あゆみはすっぽり黄色いひよこの着ぐるみをきて、その不思議な姿もようやく見慣れてきたが、とにかく寒い。
友人が来たので、エアコンをつけたが部屋が暖まらない。「二重サッシにまでしたのに、何で部屋が暖まらないのかなあ」と言うと、やおら椅子の上に乗り、エアコンの前蓋をあげて「これじゃない?」という。見るとフィルターが真っ白けの埃だらけ。ぎゃー。「いつ掃除したの?」「うーん、この間、掃除機で吸い取った気がするけど」本当にいつだったか。
目に見える汚れ、テレビの回りや床、台所床の野菜の皮、脱衣場の髪の毛、洗面所の水垢などはこまめにやっているつもりだったが、そこまで気が回らなかった。
「いまやっちゃおう」と友人。「いまですか?」
フィルターをはずし、掃除機で吸ってみたがすっきりせず、水洗い。微粒子が水に浮くので、何度もすすぐ。こんな汚いフィルター使ってたんだと怖くなる。そうだ、エアコンの掃除用スプレーを買ってある。出してくると、友人が下に養生のビニールを敷いて、てきぱきと仕事は進んだ。前蓋も取り外したついでに水洗いして、すっきり。「汚い水は外に流れるから大丈夫よ」。その汚い水、確認したら、びっくりするだろう。
「10分たったから、もうエアコンつけてみて」。
あっという間に部屋が暖かくなった。作業を始めてまだ15分。
みんなで震え上がっていた日々は何だったのか。友人は「あたしこういうこと好きなのよ。ほかに何か分解するものとかない?」って。
重い腰が持ち上がらないで、明日、明日と思っているこんなことが家にはいっぱいあるんだ。きっと私の部屋のエアコンもすごいことになっているだろう。明日からは、すぐやる人になろうと決心。