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皐月 / 絵 あらいあやの

2004年5月の更新情報

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情報トピックスに一件。近い予定です。

ここのところずっと、いやーな感じがしています。

新聞などでも取り上げられていますが、Winny(送る側も受ける側も匿名でファイルを交換できるソフトウエア=道具)を開発して配布していた金子勇氏が、「著作権法違反幇助」の容疑で京都府警に逮捕された件です。
著作権法違反に使われる道具としては、例えば、えんぴつ、パソコン(デジタルデータのコピーができる)、コピー機、デジカメ、ビデオカメラ...いくらでも挙げられますね。
なので、京都府警はWinnyを開発(して無償で配布)したことではなく、「著作権侵害の意図」を持っていたことを持って「著作権法違反幇助」の容疑で起訴したということのようです。
なんだそれ。僕には法律論なんかできませんが、おかしな話だということだけはわかります。これなら警察が逮捕しようと思えばなんでも「幇助」で逮捕できるじゃないか。
この京都府警の強引な逮捕請求に対して、裁判所が逮捕状を出したということが信じられません(しかも拘留延長まで決めている)。

日本全体の右傾化とあいまって非常にいやな感じです。

金子勇氏を支援する会をご覧ください。
10日あまりで1300万円以上の支援金が集まっていることに救われる思いがします。

世の中にはこんな話もあるようですが、彼らはなぜ逮捕されないんですかねえ:
答え:トモダチは大切に!

著作権については他にもおかしな話がでていて、
輸入音楽CDは買えなくなるのか? あらゆる輸入音楽CDに規制を?――危険な著作権法改正が進行中
なんかもあって、なんだかもうウンザリです。

どこかに記録しておきたくて、ちょっとこのコーナーの趣旨とは違いますが、ここに書いておきます。守本の個人的な考えです。
今日も情報トピックスに追加4件。

昨日のですが、以前読んだときはネタバレあったんだけれど、今見るとないなぁ。読んでもよさそうです、カスタマーレビュー。

宮地君は幕末らしいけれど、僕は遅ればせながら今、隆 慶一郎です。先日ほうろうで買った「捨て童子・松平忠輝 」は、読み出したらもう止まらなくて大変。むかあーし「影武者 徳川家康」を読んで、これがまたすごくて、続けて他の作品も読もうと思ったときに、もっとおっさんになるまでとっておこうとぐっと我慢したのでした。まだ仕事ばっかり忙しかった頃。最近友達に薦められたのを機会に、まあ、だいぶおっさんになってきたので読んだらもうとまりません。「かくれさと苦界行 」もすごかった。ヒーローは後水尾院の落胤で吉原の惣名主で宮本武蔵のただ一人の弟子で予知能力を持ったかわいい嫁さんのいる剣の達人。すごすぎる。
(今のところ)どの作品もスーパーヒーローが登場するのだけれど、どれもカッコいいことこの上なし。「道々の輩(ともがら)」(定住しないで芸能などを生業とした人びと)と権力との戦い。山田風太郎の明治モノを読んで以来のワクワクと切なさと。ああ、今年の梅雨は読む本に困らないな。

今回リンク多すぎ。反省。
情報トピックスに7種9件。ひとつ終わってしまっていますが...

調律師の恋(注意!ネタバレあり)は以前ご紹介したパリ左岸のピアノ工房と同様に、ピアノと調律師が主人公の小説です。趣はかなり違いますが。これがなかなか面白かった。
舞台は帝国主義全盛時代のビルマです。アメリカの新人作家の処女作で、コツコツ調査が生きているリアルな作品。
アマゾンのカスタマーレビューがクライマックスのネタバレしちゃっているので、僕を信じてレビューは読まずに買っちゃうことをお勧めしておきます。
情報トピックスに間近な情報を二つ。
銀座街づくり会議には、森まゆみがパネリストとして参加します。
谷根千76号できました。ただいま配達、発送中。いましばらくお待ちを。
花工房さんのカタログに新作が3点。
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