お正月

あけましておめでとうございます。引越しが一段落して、安田邸での極寒のピアノ発表会も無事終わった。しかし、その夕方、あゆみが寒気がすると言い出した。やっぱり風邪ひいちゃったか。それなのに、提出しなければいけないという英語の宿題をやっている。もういいからと無理やり休ませた。あくる朝、いつもは飛び起きてくるのに、寝込んでいる。「どう?」「ダメみたい」。ということで、学校に連絡を入れると、病院でみてもらうようにと。
病院へ行くと、休診日。次の病院を探すと、昼休み。あちこち彷徨って、私のかかりつけに行く。小児科ではないが診てもらった。「インフルエンザA型ですね」。
中学校に連絡。学校ではあゆみを含めて7人くらいインフルエンザの連絡が入ったとかで、1時間目の授業を終えた段階で、学年閉鎖。そのまま一日早めて通知表を渡したと言う。
あゆみ本人は、薬をもらい、「とんだクリスマスになっちゃった」と言いながらも、おとなしくしていたので、熱もそれほど上がらずに、2日くらいで落ち着いた。
それでも外出は薬が切れるまではだめ。「おかあさん、年賀状買ってきて。ついでになんか可愛い虎のスタンプとかも」といわれて、文具店に行った。
私が選んで大丈夫なのか? 困ったな、こんなにスタンプがいろいろあって。携帯で撮って送ってみよう。と動画でスタンプあれこれを映して送ったのだが。やっぱり決められない。いったん家に一度帰ろう。
家に帰り着くと、なぜか私にメールが次から次へと来る。ナンダナンダ。いろんな友達から、「メールありがとう。お返しに私の金パな顔を」とか、「こんなときにもらえると思わなかった。嬉しいです。こんどまた一緒に歌いましょう」とか、「どこでトラ展やっているんですか?」などなどメールがくるくる。
あゆみに携帯を見せると、「お母さん、なにやっちゃったの? 一斉送信で20人もの人にメール送ってるよ、しかも2回」「えーっ!ナニそれ。知らないよ。あゆみに送ったら送信できなかったんで、もう一回送ったんだけど」。
結局、みんなにごめんなさいメールをまた一斉送信。
「それにしても、お母さんの友達ってみんな優しいんだね。うちだったらこんなメールはくれる人いないけどね」。
いつも、メールすることのないような人と、暮に思わぬことでメールが弾んじゃって、怪我の功名って言うのもなんですが、ちょっとポッとした気分になりました。