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くまのかたこと - 旅の宿編

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釜額 民宿村つたや (1981)

1981年に長女が生まれて、四ヶ月ぐらいではじめて出かけたのが、下部温泉に近い民宿である。赤旗日曜版に広告がのっていた。赤旗にのっている宿は、わりと施設が良い、食事がおいしい、というわけにはいかないが、たいてい宿の人が良く親切である。

このときも、母乳の出がよくなるからと、おばさんが朝早く起きて、私のために地粉をう打ち、カボチャやニンジン、ナス、ジャガイモのいっぱい入った味噌仕立ての”ほうとう”を作ってくれた。
お風呂も大きくて、野趣にあふれ良かった。縁側でゴロゴロ寝て気持ちよかった。夜はおばさんがブドウを出してくれたので、宿の人と一緒にテレビを見た。テレビはチャールズ皇太子とダイアナの世紀の結婚をエンエンと映していた。

★カレンダー民宿といって毎月コンニャク作りや餅つきなど季節に沿って泊まり客が楽しめる。

森まゆみ
2003年5月19日(月曜日)公開

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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 森祥一郎2005年5月20日(金) 13時33分
釜額民宿の記事懐かしく見させていただきました。と・言うのは今を去る40年前小生は本栖湖畔の洪庵荘でアルバイトをしていました。そこに釜額に家があると言う、北条さんという女子高生がやはりアルバイトできておりました。とてもかわいらしい素敵な...
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