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地域雑誌「谷中・根津・千駄木」 34号
都電20番線 不忍通りをゆく−
1992年12月25日(金曜日)発行  350円   在庫切れ -> 品切本複写サービス
34号 都電20番線  不忍通りをゆく−
特集 都電20番線 不忍通りをゆく−

生まれてはじめてみた景色。
表通りを行く電車。
黄色い車体に茶の帯巻いて
舞う雪に吸い込まれるように、
都電は闇の中に消えていく。
もう少し積もればな、
あした学校は休みかな、
そしたら線路も消えちゃって
都電は走らなくなって
表通りで雪合戦ができるかもしれない。

始電とともに目が覚め、終電のガタコトで眠った。
都電20番線は、私たちの時計がわりだった。

チンチン。ゴトゴトゴト・・・・・・・

協力(敬称略)
田中隆光、大江勉、遠藤哲夫、中澤伸弘、関口圭一、野沢延行、岩村孝子、
本駒込図書館、鴎外記念本郷図書館
其の34 1992.12.25
都電特集(48p) 表紙/小林顕一
口上
不忍池入口をゆく都電(昭和29年)−写真/上平顕三氏撮影
都電20番線、不忍通りをゆく
 大正6年7月27日、上野公園−動坂間開通
 神明町の赤れんがの車庫
 狭い町並を電車が走る
 回数券と定期券
 電車通りの風景
 乗務員の華麗な生活
 事故係日誌
 保線の仕事とレールの標本
 電車に乗って風呂屋へ
 都電保存館を作って
 キーワードでよむ都電の歴史
谷根千建築紀行−木の家を復元する−桑原邸の場合
谷根千ちず
郷土史発掘11−紫泉亭探査顛末記−原信田実
谷根千オンブズマン−風雲つげる上野地下駐車場問題
日本美術院補遺−日暮里の経師屋−吉村武夫
林町補遺その3回目−まだまだ未完みんなでつくる林町事典
 大給邸のあったころ−大給近達氏のおたよりから
確連房通信
連載エッセイ・第4回−谷中少年期、養泉寺境内の住まい−文/宮本武夫+版画/鈴木伸太朗 
おたより
林町のドロボウ顛末記−中川六郎
谷中・かなかな−剪画・文/石田良介
編集後記
お知らせ

参考文献
「ふるさと千駄木」 野口福春
「明治少年記」 藤島亥治郎 住まいの図書館出版局/発売:星雲社 住まい学大系1 1987.6 ISBN:4795208018
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