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文月 / 絵 あらいあやの

2004年7月13日の更新情報

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2004年7月13日(火曜日)
情報トピックスに一昨日深夜3件と今日2件(ほうろうのお知らせより再掲)。


個人的には待望の「Free Culture − いかに巨大メディアが法をつかって創造性や文化をコントロールするか」の翻訳が出ます。来週発売ですが、英語オッケーな人はオリジナルの英語版は無料で全部読めます。一年ほど前に少しここでお勧めした「コモンズ」の著者レッシグの最新著作です。

Free Cultureはアメリカで今年の3月にPenguin Pressから出版されると同時にインターネット上でテキストがすべて公開されました。クリエイティブ・コモンズの「帰属・非営利」ライセンスです。これは、1)レッシグさんが書いたことを明記する、2)商売に使ってはいけない、の2つを守れば自由に使っていいというものです(正確にはクリエイティブ・コモンズのサイトを確認!)。条件さえ守れば、印刷して友達にあげてもいいし、自分のWEBサイトにそのまま載せてもいい。

なんだか太っ腹なように思うかもしれないけれど、別にこれで損するとは限らない。僕のように本一冊分をコンピュータの画面では読みたくない(しかも英語で)人はやっぱり本を買う。もちろんプリンタで印刷することもできるけれど、その手間と紙代に比べて本が高いわけでもない(まあそこまでして読んでくれるならそれもいいじゃない)。何か気になって調べようと思えば、インターネット上にたくさんあるこの本のテキストを検索して調べることもできる。いいよね。これがお客様本位の姿勢ですわ。

まあ、面白いのは間違いないので黙って買って楽しむべし。

あ、中国語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語、ポーランド語、デンマーク語の翻訳もオンラインで読めるようです。山形浩生訳のFree Culture日本語版のライセンスがどうなるのかも興味深い。
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