情報トピックスに3つ追加しました。
円朝と言う人は、一つのこしらえものをするたびに、たいてい実地を踏んで得心のゆくまで見聞を経てから稿本にかかっている。「塩原多助」にしても、その頃はまだ汽車も通じない上州の沼田まではるばる出かけて資料を集めたことは、自筆の道の記を見ればよくわかる。
これ、鏑木清方が円朝と旅をしたときの事を書いたみじかい遺筆の冒頭です。いつだったか
ほうろうで買って積読になってたのをちょうど先週読んだところでした。
おっ、シンクロニシティ。
鏑木清方っていう人は(これしか読んだことないけれど)文章も読みやすくてうまいです。山田風太郎の明治物の影響ですごい良いモンのイメージがあるし、この本(
鏑木清方著「明治の東京」岩波文庫)はお勧め。今月の一冊っと(プレッシャー感じないでいいってば)。