十勝川温泉 湯元凌雲閣
お父さんににて私の旦那もスケールが大きいというのか、あるとき岩見沢のうちから車を走らせて、朝のうちに大雪山の十勝岳に登ってしまった。
車で行けるところまで行って、入った温泉の景色の雄大だったこと。
露天風呂のバックは山また山.北海道の宿はその頃あまり設備が良くなくて、この旅館も山小屋に毛の生えたようなものだったが、そんなちまちましたことはどうでもよいことで、きもちがよかった。
その湯は酸性鉄硫酸塩泉で茶褐色で、なめると酸っぱい。十勝岳
の夏の花畑歩いたあとは一気に下って石狩浜で泳いだのだから,一日に海富山を満喫したのである。
森まゆみ
2007年12月11日(火曜日)公開
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