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森まゆみの本

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谷根千の冒険(文庫)
2002年5月8日(水)発行 Amazon.co.jp

谷根千の冒険(文庫) 森まゆみ
本体価格 \720
ちくま文庫 筑摩書房 2002.5.8発行 ISBN 4-480-03723-3

地域雑誌「谷中・根津・千駄木」誕生の舞台裏 (帯より)

おかげさまで二〇〇二年四月、「谷根千」は今日もどうにか元気です。
「小さな雑誌で町づくり」はおよそ十年前の八月に出た。私が三人の子を抱えて離婚した直後であった。幸い版を重ね、これを読んで地域雑誌が各地で誕生した。一九九五年、阪神淡路大震災の被災者の中にも、「他の本は空しかったが、この本だけは家がつぶされた私にも読めた」、復興のヒントになった、励まされたとの手紙もいただいた。

創刊以来十八年、状況は大きく変化した。
...

谷根千工房ではスタッフ三人の子は四人から十人となり、一番上の理子は創刊時二歳、現在大学四年生。一番年少のあゆみも小学校に入った。子供たちは地図を折り、切手をはり、配達など、それぞれ年齢に応じ、私たちの仕事を助けてくれた。

(文庫本のためのあとがきより)
目次
1. 雑誌つくりたいね
野望の四者会談 / 谷中スケッチブック / 会議は踊った / 売れる雑誌?
2. 「谷根千」創刊す
谷中菊祭り / 思いがけない反響 / もっと勉強しなくちゃ / かけそばを食べる助教授 / 銭湯特集 / タウン誌のイロハ手習い
3. 町にアクセス!
売り込みはツライよ / マスコミと読者 / 郷土史家はむくわれない? / 井戸端学校 / 犬も歩けば棒にあたる / 味のグランプリと円朝まつり
4. 実りの秋
鴎外が歩く / 自筆広告 / 奏楽堂パイプオルガン / 大失敗 / 第一回タウンン誌大賞
5. 赤ン坊のいる事務所
「谷根千」はこうしてできる / なんとか軌道にのってきた / 事務所みつかる / 赤ン坊ぞくぞく
6. 町並みを守るには
谷中いいとこさがし / 地上げとのたたかい
7. つくって配って日は暮れる
地域雑誌を続けるには / 「谷根千」がゆく!

あとがき
文庫版のためのあとがき
地域雑誌「谷中・根津・千駄木」年表

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kinkan2007年4月14日(土) 02時04分
去年の暮れ「谷根千」が九十三号で締めくくる知らせのメールが来た三日前にこの文庫本を読み終わってたので何とも言えない気持ちになりました。続けてほしいと言いたいけどここ迄やってこられた苦労を思うとご苦労さまと言う言葉しか思い浮かばないです...
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