地域雑誌「谷中・根津・千駄木」 46号
木の伝説 - 木霊を聞きながら
1996年3月27日(水曜日)発行
420円
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特集 木の伝説 - 木霊を聞きながら
風でざわざわと音を立てる
榛の木やポプラの葉に
すっかり心を動かされて、
私はまさに息がつまりそうだ −
H.D.ソロー「森の生活」
今日も工房では
「谷中で古い家が一棟壊されている」
と叫ぶものあれば
「千駄木の大木が切られた」
と涙するものあり。
都心にしては緑の多い町、
なんて安住してはいませんか。
放っておくと、
町の思い出を呑み込んだ大木が
どんどん消えていきます。
町に大きな木、
伝説の木を探して歩きました。
其の46 大木特集 (48p) 1996/春
表紙/桐谷逸夫
林芙美子「放浪記」より+解説
根津神社のペンギン−写真/高野ひろし
木霊を聞きながら−木の伝説
六百年、谷中にあり−玉林寺住職、山口孝雄さん
住民の誇り、メタセコイア−島津直子さん
あれがスパイのクスノキ
私の好きな一本の木−野沢延行さん
江戸を伝える楓の木−浦井正明さん
人の命を助けた藤−三原家、高尾重子さん
めいわく桜はみんなの桜−廣瀬セイさん
寺に実生のグレープフルーツ−感応寺住職、小倉俊学さん
コウヤマキとノウゼンカズラ−西宮脩さん
心に残る木
本郷樹木探険−杉崎光明さんと歩く木の旅
チラシにつられて行ってみる4−桜並木は「ギャラリー工」へ続く道
病気と闘う家族のもうひとつのわが家−「ぶどうの家」ができました
谷根千ちず
町を記録する写真館−活キチぢいさんがゆく−弥生の玉井孝洋さん
町の景色その4−諏方神社で見たもの−絵・文/佐藤やゑ子
サトウハチロー補遺−八方塞がりの中、弥生の土地は売却寸前
サトウハチローのお墓(雑司が谷墓地)−多児貞子
谷根千番外地列伝3−谷中リリオムから池袋パルテノンへ−吉井忠氏に聞く
確連房通信
谷中に雪男(イエティ)現わる?−野沢延行さんより
わが町味自慢−白山編
最後の子育て日記−バギーの巻
谷根千オンブズマン−風雲急を告げる東京芸大美術館建設計画
大学側の動き
大浦食堂について
おたより
著者自筆広告29−桐谷逸夫+桐谷エリザベス「東京いま・むかし」日貿出版社
弥生・聖テモテ協会−剪画・文/石田良介
編集後記
お知らせ
参考文献
「森の生活」ヘンリー・D.ソロー 佐渡谷重信訳 講談社(講談社学術文庫) 1991 ISBN:406158961X
「図説・東京下町花散歩」杉崎光明 河出書房新社 1993.4 ISBN:430972485X
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