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地域雑誌「谷中・根津・千駄木」 26号
 
町の直しやさん - 谷根千流モノを大切にする生活のススメ-
 
1990年12月25日(火曜日)発行
 300円
 
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特集 町の直しやさん - 谷根千流モノを大切にする生活のススメ- 
 
母のお使いで 
田端の傘屋に直しを出しに行った 
あるときはまた、ふとんの打ち直し 
真綿の片方を持たされて 
薄く薄く引いた 
秋になると毛糸をほどき 
やかんの湯気で伸ばすのが私の役目 
それで母は家中のセーターを編み直した 
昭和三十年代まで 
私たち日本人はもっとモノを 
大切にしたんじゃなかったろうか 
壊れても故障しても 
直して使ったんじゃないだろうか 
年の暮、大掃除でいいチャンスだ 
捨ててしまおうと思う前に 
直してみよう、直しに出してみよう 
直して使う生活はゴミを出さない 
直して使う生活は資源を浪費しない 
 
環境にやさしい生活です 
其の26 1990.12.25 
直しやさん特集(48p)  
表紙/いせ辰「豆錦絵」 
高村光雲翁談「戊辰物語」+解説 
冬の不忍池−写真/武藤高 
谷中を愛する心−谷中の鐘−加藤勝丕 
谷根千流モノを大切にする生活のススメ−町の直しやさん 
 三回までは直したが得、四回目にはお買い替え−傘 
 長年つづけた腕があるからどんな直しもできるんですよ−靴 
 修理ってのは新しいのを作るより難しい−鞄 
 純綿ワタのふとんには頭と足、表と裏がきっちりあるんですよ−布団 
 何よりもこういう仕事、好きなのね−洋服 
 包丁は三十分以上かけて手で研がなきゃダメなんだ−鋏・包丁・俎 
 この頃よく言われるのは「おじさん、長生きしてよ」ってこと−電気・ガラス 
 自転車は本来捨てるものじゃないんです−自転車 
ひろみの一日入門11−自転車のパンク修理に挑戦−前田輪業 
おたよりから−戦争のなき東京の多彩なる千駄木町団子坂よ泪流るゝ−小林静江 
手仕事を訪ねて8−ポチ袋の摺り師・研持昭正さん 
谷根千ちず 
「青鞜」補遺−「編輯室より」にみる青鞜の巣鴨時代 
 青鞜年表 
確連房通信 
ミニエッセイ−三段坂−古山茂雄 
電話帳から・第2弾 
聞き書きエッセイ−跨線橋の風景−金子瑞生 
芋坂跨線橋から−スケッチ/桐谷逸夫 
あんな店こんな店−スナック・美奈子、そば・Tomioka 
谷根千読書漫録3 
おたより 
指物師・森田桐箱店−剪画・文/石田良介 
編集後記 
お知らせ 
文化ガイド 
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