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情報トピックス

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東海林ユキエ 納屋の中からの風景
2009年1月22日(木曜日) 〜 2009年2月1日(日曜日)
ギャラリーKINGYO 
1/26(月)休廊
12:00〜19:00(最終日17:00まで)
ギャラリーKINGYO 1階会場
文京区千駄木2-49-10
TEL: 050-7573-7890 FAX:03-5815-7814 (担当 扇谷)

「納屋」などというものが果たして今もあるのかどうか?
管理の目が行き届かぬ場所の存在を果たして今どき許してくれるのかどうか?

「納屋」でも「蔵」でも「ガラクタ部屋」でもどの言い方でも構わないのです
が、私の場合は納屋ですね。そこには、やけに卑俗なものや、何とか鑑定団でどよめきをはくするような、とんでもない値打ちものがひっそり沈んでいたりして、隅にあるのにやけに隅に置けない場所だったりしました。子供はそこで独り、存分に「魔」を放散し彼らの何かを満たして、こっそりそこから出てきます。入るところと出るところはなるべく見つからないように。

私の場合も同じです。絵を描いても納屋の中ですと一味もふた味も違いました。
無論人には見せない。はず、だった。
それをこうしてお見せするようになりました。私にとって納屋の中は芳醇さの代名詞となったから。集まって下さるすべての方の心にきっと納屋は存在する、と思うと嬉しくてたまりません。

(東海林ユキエ)


-納屋から飛び出した魔-

いつも東海林さんの仕事を見て驚いている私でも、今度の作品を見てさらに驚いた。完璧の中にちらりと余裕を覗かせている。
だけど強力な迫力を秘めていて、むろんベテランな人なので当然かもしれない
が、それにしても人並みはずれた力強さだ。
今度の個展も私を圧倒するであろう。圧倒され続けて私は何処に行ってしまうのだろう。そういう強さに溺れて行く私です。皆さんもどうぞ圧倒されて下さい。

(美術家 秋山祐徳太子)
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