チアパスでは、この15年で先住民の村も都市も、かつて想像もできなかったほどに大きな変化を遂げた。 いわば<液状化>といった状況が今もつづいており、今後いかなる方向をたどるか予断は許されない。ただ、ひとつはっきりしているのは、征服以来、近代という時代が築きあげてきた植民地的秩序が、根底から崩れはじめ、その秩序のもとで固定化されてきた先住民の意識と価値観にも、大きな変化が見えはじめていることだ。<近代>という時代の<液状化>の姿が、今チアパスに象徴的に展開しているように思う。
勉強会では、1979年以来通いつづけてきたチャムーラ村とサン・クリストバル市の変化の様子をパワーポイントで紹介しつつ、上記の私の思いをお伝えしたい。
テーマ=「チアパスから見えるもの:<液状化>の今」
発題=清水 透(慶應義塾大学)
日時=2009年1月19日(月)午後7時〜9時
会場=千代田区和泉橋区民館2階洋室A(いつもと階がちがいます)
JR秋葉原駅昭和通り口下車、
駅前の昭和通りを岩本町方向に歩き、最初の信号を渡って右折。
書泉ブックタワー隣り。駅からから徒歩3分くらいの距離。
書泉の大きなビルを目指せば、すぐわかります。
会費=400円
メキシコ学勉強会はとにかくメキシコが好き!という人が集まって、おおよそ月1回のペースで、メキシコに関して様々なテーマで、話し合う集まりです。話し合うテーマは政治・経済・社会・文化等々、それこそ何でもあり。各人がそれぞれ興味のあるテーマについて調べて発表し、それに基づいてディスカッションしたり、時には外部からゲストをお招きして、そのお話を聞く回もあります。勉強会を通して、自分とは異なった視点からのメキシコや、知らなかったメキシコ、もっと面白いメキシコに出会っていく場になればと、考えています。メーリングリストに登録(無料)され、毎回参加するのも、興味のある回のみに飛び入り参加するのも、自由。会費は各回、会場費実費の400円のみ。皆さまの参加を、是非是非、お待ちしております。
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