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伝説の報道写真家  福島菊次郎写真展 in 神保町「瀬戸内離島物語」
2007年7月23日(月曜日) 〜 2007年8月4日(土曜日)
古本とギャラリー  がらんどう 錦華通り店
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-34
TEL 03-3292-7787 FAX 03-3292-7787
WEB http://www.garando.jp/
■2007年7月23日(月)-8月4日(土)■
午前11時〜午後7時・日曜定休《入場無料》
「瀬戸内離島物語」
古本とギャラリー がらんどう 錦華通り店
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-34 Tel&Fax. 03-3292-7787
●」R御茶ノ水駅下車(西口)徒歩1O分
●地下鉄神保町駅(A5出口)徒歩5分

帰って来た伝説の報道写真家  福島菊次郎(86歳)

 1921年山口県生まれ。報道カメラマン福島菊次郎の原点は、広島原爆を6日間の違いで免れ、米軍上陸を想定した九州の蛸壺壕で爆雷を抱え敗戦を迎えたことにある。
戦後、国に見捨てられた被爆者の苦しみを撮影しつづけ、「ピカドン」を出版(61年)。
上京後は、60年代から70年代の激動期に、三里塚闘争、ベトナム反戦市民運動、全共闘運動、自衛隊と兵器産業、公害問題、若者の風俗など、多岐にわたる現場を取材し、10冊をこえる写真集を刊行した。

 天皇の戦争責任を問い続け、「自衛隊は違憲である」との信念から、防衛庁をあざむき自衛隊の軍事演習、隠された兵器産業などをつぶさに撮影し報道。暴漢に襲われ重傷を負い、自宅は不審火で焼けたが信念を貫いた。

 国に絶望し、マスコミにも絶望した福島は、25年前、東京を捨て瀬戸内の島に入植。改憲の野望で突っ走る安倍晋三政権の登場を予言したかのように、『戦争がはじまる』と題したフォトルポルタージュを刊行したのは20年前だ。

孤高のジャーナリストも老境の86歳、体重37キロで満身創痍。報道写真家として、主権者の1人としての責任をまっとうしようと、ジャーナリズムのあり方をタブーなく論じる最後の機会かもしれない。

  山本宗補HPより : 『カメラを武器として』報道写真家・福島菊次郎(信濃毎日新聞掲載)
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