FPS事務所のご近所、光源寺さんのほおずき市の前夜祭です。
谷根千が誇るアニメ作家・熊沢半蔵さんの短編アニメを上映します。
アニメ『茶目子の一日』(1931)も同時上映します(いずれもDVD上
映です)。
□日 時:7月8日(日)ごご6時より
□場 所:協和会の蔵
□参加費:300円 ※予約不要
開催場所=
「協和会の蔵」
住所:〒113−0022 東京都文京区千駄木5−17−3
http://www.homemovieday.jp/kura/ (左メニューに地図があります)
[熊沢半蔵氏プロフィール(1924〜1997)]
大正13年、浅草雷門(旧田原町)に生まれる。
明治初めに創業した老舗の和菓子店、浅草「鮹松月」が実家。昭和37年に
のれん分けして文京区千駄木に鮹松月団子坂に店を出す。
戦後、アメリカ製の中古8ミリカメラを手に入れ、その後国産8ミリを買っ
てアニメーション製作を始める。
1960年代半ば、8ミリ仲間と「日本アマチュア・アニメーション協会」
を結成、その会員として年一本の作品製作に励む。
「チャンバラ」「曲馬団」「赤とんぼ」「ジャリガキ」などのショート作品
がある。
平成9年1月30日、73歳で亡くなる前年まで作品を作りつづけた。
キネマ旬報社の日本映画監督全集(昭和51年)には「毎年必ず他人の期待
に応えうる水準の個性ゆたかな作品を、同一作家が長期にわたって作り続け
ている、という点で記録にとどめたい。ましてや日本のアニメ自体が苦手で
あるのびやかな笑いを特色とする点、貴重な存在といえるのだ」とある。
年に1回の「日本アマチュア・アニメーション協会」の発表会のほか、地域
での上映会ではいつも自らフィルムを回した。1990年の「浅草シネマフ
ェスティバル」ではゲストで出演。
現在フィルムは東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されている。