理知と官能の女性美 蕗谷虹児展
1920年代パリの香りと日本の抒情
大正ロマンの旗手としてデビュー、昭和に入って一世を風靡した挿絵画家・蕗谷虹児(ふきやこうじ)(1898〜1979)は、童謡「花嫁人形」の詩人でもありました。日本画を修行した後、エコール・ド・パリの一員としても活躍した彼の抒情画には、日本情緒とエキゾチズムが同居し、描かれたヒロインは深い官能を秘めながら、同時に理知的でもあります。相矛盾する感性を融合させ、独自の美をつくりあげた蕗谷虹児……初公開資料を含む作品の数々により、無垢な詩魂を貫いた、その生涯を辿っていただきます。
2007年4月5日(木)〜7月1日(日)
午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日 月曜日(祝日にあたる場合は翌火曜日)、
料金: 一般800円/大・高生700円/中・小生400円(竹久夢二美術館もご覧いただけます)
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