敗戦から15年目めの夏。青いトロリとした海。小さな離島にアメリカ軍施設のための土地収用の噂が流れてきた・・・。
安保闘争で揺れる日本。1963年に上演された衝撃の問題作『沖縄』。沖縄の歴史は薩摩藩、日本本土、アメリカ軍の搾取と圧政のもとに置かれた歴史だった。
木下順二は沖縄に対する日本人の原罪意識を心の奥底に、ツカサ(神女)の娘・波平 秀を主人公として書き下ろした。初演は山本安英とぶどうの会。生前のご許可をいただいたこのたびの民藝上演が、はからずも木下順二追悼公演となった。
沖縄戦から62年。戦後日本の「平和」を考えるとき、沖縄の現在はいまも深く新しい問いをわたしたちに突きつけている。
東京公演日程
2007年4月7日(土)〜18日(水) 紀伊國屋サザンシアター
公演時間は民藝のホームページをご覧下さい。
前売開始 2007年2月22日(木)
入場料
一般6,300円/学生3,150円(全席指定・消費税込)
ナイトチケット4,000円(夜公演のみ、枚数限定)
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