4/10(火) - 4/15(日)
会期中無休
12:00〜19:00(最終日17:00まで)
入場無料
ギャラリーKingyo(1F会場)
文京区千駄木2-49-10
美術の仕事に永い間、拘わり続けてこられたのは、時世の流れに身を委ねて生活は送りたくはない。美術の仕事で名誉を得る替わりに、自分自身を見つめ考える思考の手段としての方の仕事を選ぶ、作品が変化してゆくことはまだ、自分自身の奥底の軸が見えない事に尽きると思う。
言葉で作品を創らない。
雰囲気と作品の説明を剥ぎ取る。
中心を創らない。
画面上の外で概念を問う行為。
イメージをもったまま仕事をしない。
素材と戦わない行為。
無意識の行為の一瞬の想像力。
(蓑輪 弘さんの言葉より)
今回の展示は1996年に行なわれた「背からの視覚表現」とその前後に制作された多くの作品のなかから、選んだものです。過去の物に少しも頓着しない蓑和さんですが、病気をした私の慰みにと下さった一枚の絵を見ている内に何としても、皆さんにお見せしたく、せがんで展示して頂く事になりました。常設としてならと承諾を頂きました。 扇谷