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情報トピックス

町の話題、イベント情報などをお知らせします。※掲載情報に関するお問合せは各トピックに掲載の問合せ先にお願いします。谷根千工房及び谷根千ねっとでは対応できません。あしからずご了承ください。
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D坂シネマ 「日本の技、雅な世界」
2006年10月17日(火曜日) 〜 2006年10月22日(日曜日)
谷根千工房
〒113-0022 文京区千駄木3-1-1 団子坂マンションB1
TEL 03-3822-7623 FAX 03-3822-7623
WEB /archives/
E-MAIL
10月17日(火)、20日(金)、21日(土)、22日(日)
各日18:40開場 19:00開始 (22時頃まで上映、途中入場可)

今年は「技」がテーマ。培われた専門職の動きは、それ自体が美しさを持っています。江戸小紋を染める様子や、畳屋さんの職業訓練の様子など、一緒に見ましょう。

会場 谷根千工房(25名ほどでいっぱいになる小さな会場です)
   文京区千駄木3-1-1 団子坂マンション半地下
   千代田線千駄木駅道灌山出口徒歩2分(須藤公園横の坂道途中を入る)
入場料 200円 10/21日のみ300円 出入り自由 (上映中はお静かに)
今年から値上がりしましたが、倍以上に楽しめます。入場料は電気代、チラシコピー代、試写のための電車賃にさせていただきます。

主催 谷根千工房+映画保存研究会(fps) 
D坂シネマは谷中芸工展参加企画です。

●10/17(火)19:00〜 
「型染め」「花火」「出雲炭焼き日記」「藍に生きる」「手仕事に生きる」
「型染め」(製作/英映画社 監督/山添哲 1985年  カラー 30分)
 生地に型紙をおいて模様を染める、伝統的な染色技術の製作過程を紹介した記録映画。葛飾区西新小岩の小宮康孝氏(江戸小紋)と中央区人形町清水幸太郎氏(長板中形)の技が冴える。
「花火」(製作/岩波映画製作所 モノクロ 20分)
 花火玉の製作から打ち上げまで。短時間に凝縮された花火の華やかさの裏にある、長い時間の作業と経験。日本が誇る火の芸術花火を、江戸十一代つづく花火師の小勝さんをたずねて、その作り方を説明し、花火のいろいろを紹介する。
「出雲炭焼き日記」(制作/東京アール・ヌーボウ 演出/山内登喜夫・渡辺伸子 カラー 45分)
たたらで蹉跌を精錬する時に用いられる燃料「たたら炭」は完全に炭化せず浅く焼いた木炭。たたら製鉄とともに姿を消した。島根県飯石郡吉田村で、たたら炭の伝承的製法を復元。
「藍に生きる」(制作/東映 演出/佐々木 二良 解説/宮田 輝 カラー 26分)
宮城県栗駒町で日本最古の染色技法「冷染正藍染」を80年続ける千葉あやのさん。藍を植え、麻を植え、収穫して藍玉にし、麻糸につむぎ、機を織り染める。その間2年。借りる予定のフィルムは退色していますので、美しい藍色を想像しながらご覧ください。


●10/20(金)19:00〜 「南部杜氏」「コガヤとともに」 ほか1本
「南部杜氏」(製作/岩波映画製作所 監督/諏訪淳 1988年 32分)
 大正から昭和初期の南部酒造の酒造りを再現。樽洗いから始まり、急な階段を昇り降りし、褌姿でもろみを足で練る。早朝からの作業が冬を越し、透明な酒が搾られたときは、嬉しくなります。歌声や筋肉も素晴らしい。
「コガヤとともに」(民族文化映像研究所 演出/姫田忠義 1996年 54分)
 白川郷合掌造りの屋根に使われる「コガヤ」。栽培、山おろしなど鈴木茂さんをはじめ在卿の人々の記録。今回オススメの一本。

●10/21(土)19:00〜  (この日のみ300円)
 fpsによるD坂シネマ特別編「ホームムービーの日 今年の一本」
8月12日に各地で開催された「ホームムービーの日」の「今年の1本」を上映します。

〈HMD名古屋会場より〉
『小さな闘魂』S8 カラー 発声(マグ) 10分 1984年
大府小学校映画クラブの子どもたちが制作した作品を、先生が20年以上
大切に保管されていました。現在もクラブは存続しているそうです。
『名古屋トヨペット運動会』S8 カラー サイレント 10分 1973年
社員をとことん大切にする企業、そしてまっすぐ企業に尽くす社員とその家
族。運動会の一日に、かつての日本人の姿を発見してください。

〈 HMD東京会場より〉
『マサオの自転車・雪合戦』R8 白黒 サイレント 5分 1963年
『マサオとノブ子のしゃぼん玉』R8 白黒 サイレント 5分 1963年
この夏、参加者の目を釘付けにした《マサオくんが自転車に乗れるようにな
る瞬間》。マサオくんシリーズから、新たにもう1本上映します。

〈おまけ上映:発掘された8mmフィルムたち2006〉
『大島』S8 カラー サイレント 8分 1966年
はたあきお氏のかつての職場の職員旅行の記録。長年行方不明であったこの
フィルム、本年ひょっこり顔を出しました。
『?』R8 白黒 サイレント ?分 ?年
谷根千地区に残る旧家・安田邸から本年発見された一群のフィルムの中から
1本をご紹介します。

〈HMD大阪会場より〉
『s38 俗名秀次郎73歳』R8 カラー白黒混合 サイレント 15分 1963年
フィルム提供者の祖父にあたる方の葬儀および琵琶湖畔における土葬の記録
です。8mmは冠婚葬祭の今昔も教えてくれます。

●10/22(日)19:00〜 「鍛金」「三味線づくり」「石を架ける」ほか1本
「鍛金」(製作/岩波映画製作所 1997年 30分)
 金属の塊を槌で叩いてのばし器を作る技法「鍛金」。
北区の奥山峰石さんの」打ち込み象嵌」という少食技法で作り上げられる銀器の過程。タンタンと叩く音が心にしみる。
「三味線づくり」(制作/サスカッチ 22分 ビデオ)
千駄木5丁目にある「菊音」野口哲彦さんが1本の三味線を作り上げる過程を丁寧に記録した作品。それは木を選ぶところからはじまる。今回オススメの2本目。
「石を架ける〜石橋文化を築いた人々〜」(製作/文化工房 監督/田部純正 1996 40分)
眼鏡橋とも呼ばれるアーチ石橋。1634年長崎に初めて誕生して以来九州各地に広まった石橋を訪ねる。日本最大の単一アーチをもつ霊台橋や最大の水路橋・通潤橋を架けた、肥後の種山石工の技に感動する。
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