鶴川の和光大学で、「水俣・和光大学展」が開催中です。
谷根千とは関係ありませんが、良い展示なのでお知らせします。水俣病とは何か、どうして広まったのか、企業や国はどのような対応をとったか、水俣の人々はどのような運動をしたかと、充実した内容です。水俣病の被害はけっして終わったわけではありませんし、現在の、アスベストや薬害などにも続く問題提起もありますので、ぜひお出かけください。
昨年の谷根千D坂シネマで上映した「海とお月さまたち」や、上野一角座で上映中の「もんしぇん」と同じ不知火海の歴史です。
期間:2006年9月15日〜9月24日、午前10時-午後6時
会場:和光大学「パレストラ」(新体育館)及び学内施設
〒195-8585 東京都町田市金井町2160
小田急線鶴川駅より徒歩15分
期間中無料送迎バスあり・詳しくはホームページをご覧下さい
共催:NPO法人「水俣フォーラム」
料金:一般・大学生1200円、高校生以下600円、11枚綴り10000円
入場は閉場の30分前までです。チケット1枚で展示に1名1回限り入場できます。小学生以下、および障害者の介護者は無料です。高校生は、当日受付にて学生証をご提示下さい。
高校生以下の30人以上の団体は、事前申し込みの場合、入場無料となります。
30人以上の団体は、当日料金より各100円割引となります。
もっともお安くご入場いただける11枚つづり前売券は、主催者のみの取り扱いですので、直接、「水俣・和光大学展」実行委員会にご連絡ください。
ホールプログラム(チケットの半券提示が必要ですが、何度でもご入場いただけます。)
15日(金) 18時30分開場、19〜21時
開催記念講演 最首悟「水俣と現代社会を考える」
最首悟(和光大学教授、環境哲学)
16日(土) 15時30分開場、16時〜18時
「水俣から考える」―言葉と表現
石牟礼道子(作家) ビデオレターによる出演
加藤登紀子(歌手) *加藤登紀子さんの弾き語り(1時間)があります。
17日(日) 15時30分開場、16時〜18時
「水俣から考える」―マイノリティとコミュニティ
花崎皋平(哲学者) 藤本寿子(水俣市議会議員、患者団体事務局)
18日(祝) 13時30分開場、14時〜17時
シンポジウム「『専門家社会』を問う」
山田真(小児科医) 川田龍平(薬害エイズ被害者)
神総子さん・貴夫さん(小樽・子供の環境を考える親の会)
19日(火) 午18時開場、18時30分〜20時30分
映画「患者さんとその世界」を見る 土本典昭監督作品
20日(水) 18時開場、18時30分〜20時
朗読劇「海と空のあいだに」 出演:荒木ひとみ、小室雅子(風詠の会)
原作:石牟礼道子 (『苦海浄土』『みなまた海のこえ』より)
21日(木) 16時30分開場、17時〜20時
シンポジウム「循環型社会へのまなざし―経験としての水俣」
山口幸夫(原子力資料情報室共同代表) 岸由二(慶応義塾大学教授、生態学)
田中優(未来バンク事業組合理事長) 堂前雅史(和光大学助教授、生物学)
22日(金) 18時開場、18時30分〜20時30分
報道特番「埋もれた報告」を製作者と見る 大治浩之輔(元・NHK記者)
23日(祝) 15時30分開場、16時〜18時
「私と水俣病」―患者さんのお話から 大村トミエ(水俣病患者、川崎市在住)
最首悟(和光大学教授、環境哲学)
24日(日) 14時30分開場、15時〜18時
講演とリレートーク「私たちは何処へ行くのか」 栗原彬(水俣フォーラム代表、明治大学教授、政治社会学) *リレートークには田口ランディさんも参加されます
一人芝居「天の魚」
1979年の初演以来、92年に病床に倒れるまで、全国で公演566回を数えた砂田明の舞台。砂田を師と仰ぐ俳優の川島さんが、その復活に挑みます。
9月15日(金) 14時30分開場 15〜16時30分
16日(土) 13時開場 13時30分〜15時
17日(日) 13時開場 13時30分〜15時
22日(金) 15時30分開場 16〜17時30分
23日(土) 18時30分開場 19〜20時30分
関連企画
おもに学生向けですが、一般の方でもご来場ください(入場無料)。
9月20日(水)10時40分〜12時10分 安武章「身近な環境から科学する―毛髪からみた身体の中の水銀摂取」講師:国立水俣病総合研究センター生化学室長 J棟301教室
9月20日(水)13時30分〜14時30分 青山俊介「環境問題と水俣病―私の水俣体験から」 講師:環境コンサルタント、水俣フォーラム副代表 J棟401教室
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